ハター

永遠の0のハターのレビュー・感想・評価

永遠の0(2013年製作の映画)
3.6
演技派の俳優を小出しに起用しており、贅沢なものを見れたなあという印象です。中でも病床で回想し語る橋爪功の味、漢気のある無鉄砲な兵士を演じた新井浩文の立ち振舞いは小心翼翼と任務に励む宮部の中和剤として見応えがありました。いち映画として楽しめる作品でもありながら、敷居が低い分、日本の戦争歴史を知る入口としても入り込みやすいのではないでしょうか。戦後70年も真近、戦時を経験された方々が年を召されていく中、歴史の事実に沿い、且つ創作の自由も取り入れて残す事は後世に語り継ぐ為に必要な事となり行く気がします。
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