ハター

アメリカン・スナイパーのハターのレビュー・感想・評価

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)
4.5
うーん、かっこいい。スナイパー最高。緊迫した状況において並々ならぬ精神力、適切な状況判断、戦場の行く末をその手に握る重要な役割を担うこの仕事にロマンを感じます。この映画はイラク戦争が舞台だそうですが、それ以上の情報は最低限に抑えられていて、いち作品としての演出が随所に見れる事、あくまでフォーカスを当てている部分がクリス・カイルの人間性なので映画として楽しめた。満足です。クリント・イーストウッドだからこそ作れる映画、見れる映画になったと思います。
ちょっと話はそれますが、何年か前に公開だった『ランボー最後の戦場』というド級のアクション映画も実話が基になっていましたね。軍事政権下のビルマが舞台で、国軍が民族浄化を行なっていた事実をスタローンはそのまま映画にしちゃった。ただその内容がまた見事で、まさに”アメリカンならず者系のキャラが立った男達”が”本物の武器と実弾”を使って”ビルマ国軍をやっつけちゃう”。しかもビルマ国軍役のキャストが民族浄化を受けていたカレン族!これは面白い映画でした。
戦争の映画は実話を基にフィクションとして描く事によって楽しめるジャンルだと思います。ゲッペルスさんはとうにサヨナラ!これからも戦争の映画が好き!
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