ハターさんの映画レビュー・感想・評価

ハター

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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

4.0

これを観た人の感想を読むと年齢性別経験がうっすら見えてくる、そんな映画。

ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

3.0

・カメラワーク
・いい俳優は表情がいい
・一部既視感としてエルム街や13金

海街diary(2015年製作の映画)

3.5

そうそうたる名前が連なっていたので、これは見なきゃと思い鑑賞しましたが、非常に血湧き肉躍る映画になっていました。日本らしさが溢れた設定と、女優陣の魅力に終始圧倒され正気を保つのがやっとこさ。
今時こん
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.5

映像技術が驚くほどに発達して、上映方法も進化した時代にこんな極上のSFアクションを公開してくれて本当にありがとうございます。こういうのを待っていました。公開3日目の朝に遠足気分で映画館へ足を運びました>>続きを読む

あん(2015年製作の映画)

4.5


2つ目の窓を見た時も思ったことなんですが、この人が撮る映画は絶妙。河瀬直美の映画には不純な物を感じない。これは小津安次郎を見た時もそうだった気がします。たまに人間がつくりものに見える映画ってあるんで
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.5

うーん、かっこいい。スナイパー最高。緊迫した状況において並々ならぬ精神力、適切な状況判断、戦場の行く末をその手に握る重要な役割を担うこの仕事にロマンを感じます。この映画はイラク戦争が舞台だそうですが、>>続きを読む

アナベル 死霊館の人形(2014年製作の映画)

3.0

昨今ホラー映画の劇場公開がめっきり減りましたが、そんな時代に人形がメインの正統派ホラーが送り込まれてきたのは胸熱です。本作は近年公開されたホラー映画の中でも良作だった『死霊館』の中で登場する呪われた人>>続きを読む

フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)

4.0

実に濃密!な映画でした。
齢60のボンボンおぼっちゃんの道楽は金メダリストを飼う!という事で、まず映画的にとても面白い内容ですし、また実話が基という点がより一層興味をそそります。
金メダリスト兄弟を演
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寄生獣(2014年製作の映画)

4.5

まず最初に、私は学生時代にこの漫画を知り、非常に多くのジャンル要素を備えたサイエンス・フィクションの世界観に惹き込まれ、以後何度も読み返している類いの人間です。
期待を胸に見る映画は言わば軽くギャンブ
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

いい映画でした。この見終わった後の脱力感。この奇を衒ったキャラクター自体が本作の中で際立っているにも関わらず、しっかりと根を張り其処彼処に枝を伸ばしていくストーリーの展開が、それを支えていました。
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

3.5

私にとって本作が初めてのグザヴィエ・ドランでした。今をときめく新鋭監督である事は存じていましたが、遅ればせながら観賞。そして率直な感想を言うと、「これ本当に齢25の人が撮った映画なのですか?」です。>>続きを読む

馬々と人間たち(2013年製作の映画)

4.0

これは想像つかなかった。そんな物を見ました。
他に類を見ない歴史と環境を題材にしたこの映画は、馬と人の関わりの中で巻き起こる事件をいくつかのエピソードとして進むのですが、まあその内容たるや、軽く予想を
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

4.5

匠発見伝!
(おもしろい映画を作る人を見つけたので伝えたい!の意)

人間って、自分がかわいいですよね。私自身もやっぱり自分はかわいいです。この物語の主役である彼は我が身のかわいさ余り、咄嗟に取った行
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ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

3.5

ここ数ヶ月の間に劇場へ足を運んでる人ならお分かり頂けるかと思いますが、ああもハードコアな風を吹かせた予告をバンバン痴気痴気(造語)流されたら、それは見たくなるのが性というものです...!このニンフォマ>>続きを読む

悪童日記(2013年製作の映画)

4.0

悪童【意味】いたずらっ子。悪がき。

何年か前に初めて小説を読んだ時、この邦題は秀逸だと思いました。冷静で頭の切れるわんぱく双子は、時にえらいこっちゃないたずらをするんですが、やったれやったれー!と応
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.5

Yeaaaaaaaaah!
fooooooooooo!!
もう子供に戻ったような気分です。難しい事は抜きに胸躍らせながら映画を見たのはいつぶりかしら。まだ何も知らない無垢な子供だった頃、仮面ライダーや
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TOKYO TRIBE(2014年製作の映画)

3.0

エンターテイメントです。(きっぱり)
現在の常識的なリアルからかけ離れた世界観、絢爛な様子が終始画面を支配。本編の中に解説を織り交ぜながらミュージカル形式で進行していく。

歓声か苦笑か。それを知りな
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ザ・シャウト/さまよえる幻響(1978年製作の映画)

4.0

凄まじい。改めて映画ってすごいものだと思わされました。
前衛音楽家の主人とその妻の元に人を殺める「叫び」をあげる事ができる男が現れ、妻を寝取り性奴隷にしてしまい家を乗っ取るという異様なシナリオ。これを
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2つ目の窓(2014年製作の映画)

4.2

神が宿ると言われる島で語られる命の尊さと恋、そして生きるという事。ドキュメンタリーのようなカメラワークから生まれる躍動感。同じシーンの中で演技派俳優と違和感なく溶け込む島民の人達、新鮮でした。リアリテ>>続きを読む

渇き。(2013年製作の映画)

3.5

これはすごい映画です。何と言っても面白いのにつまらない。予想していた感じと違った事もありますが、正直何ともはや、レビューが書きづらいのでとりあえず思った事だけ下に。

私目線での印象としては役所広司の
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パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間(2013年製作の映画)

4.0

意外や意外、と言っちゃあ失礼ですがあっという間の93分。この時代になって、このテーマで映画を撮ったその意味がよーくわかりました。
プロデューサーのトム・ハンクスと、これが初監督作となる元ジャーナリスト
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罪の手ざわり(2013年製作の映画)

4.4

良い映画を観た。こういう作品待っていました。要点で語る展開、ピントを操った独特な技、美術で見せる映像美、そして血生臭いアクション。全てが強烈な印象を与える作品だった。
冒頭、「さあ、おっ始めるから目ん
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.5

コメディ、ロマンス、アクション、サスペンス。そしてファンタジーでノスタルジー。色々な要素をアソートにしたような映画でした。
赤やピンクを基調としながらもその強い配色が目に刺さるは事なく、絵に描いたよう
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ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

4.2

「バカだなー!かっこいいなー!最高!」
見ている最中、脳内で何度繰り返した事か・・!

未完のSF大作『DUNE』の事を、親バカが我が子の話をするかのように顔を綻ばせて喋り倒すのは、茶目っ気たっぷりの
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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

4.0

上流階級の生活から一転、”長屋暮らし”に落ちた世間知らずなマダムの姿を描いたお話は、シリアスながらコミカルを含んだドラマに描かれ、スパイスの効いた多彩な演出が舌を楽しませてくれました。
演技派な役者達
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インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

4.2

面白い映画でした。喜怒哀楽の中でも、”怒哀”の度合いが強い映画とでも言いますか、ただ決して暗さに落とし込んでいる訳でもなく、耳に心地よい音楽とユーモラスな人間模様が楽しい作品。

オスカー・アイザック
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メトロ42(2012年製作の映画)

3.8

ロシア発のパニックアクション。パニックスペクタクル映画の大番長ハリウッドを教科書にしたかのような構成に仕立て上げている一本。しかし、やはりこれはロシアの映画だなと純粋に思える作品でした。

理由
・宇
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ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

3.5

『ショーンオブザデッド』の異端児達がまたしても手を組んだとなれば、ほっとけない。エドガー・ライトが指揮を取る中に顔を見せるのはサイモン・ペグとニック・フロストのコンビ。この名前が並んだだけで、既に”何>>続きを読む

オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

3.7

趣味が近い友人から「いや〜映画館で観なくてもいいと思う」との諭しを受け、DVDが出るのを待ち侘び待ち焦がれようやく鑑賞。その意味を頭に巡らせ咀嚼しましたが、天秤はゆ〜っくりと「納得」の方へ傾き・・。作>>続きを読む

ヴィオレッタ(2011年製作の映画)

3.2

映倫の問題で少し話題になりましたが、大方予想通り主演のアナマリア・ヴァルトロメイに尽きる作品でした。作り手側もこの女優の存在感を全面的に押し出し、結果的に物語性よりもアート色を強く感じさせる作品に仕上>>続きを読む

アクト・オブ・キリング(2012年製作の映画)

-

言葉にならない。とてもじゃないが、映画として見る事はできなかった。なぜこの作品を公開するにあたったか、娯楽目的と考えがたい事は明白、いや、愚問の域ですね。虐殺がネタのノンフィクションを加害者本人が演じ>>続きを読む

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

4.0

なんと、美しくも悲しい物語だろうか。
雀荘のバイト、女遊び。極々ありがちな大学生活を送る青年は、ふとした事で出会った女性に己を奪われる。その人は身体障害を持った故に、まるっきり外と無縁な世界で生きてい
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白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

3.7

予告を見て若干イロモノっぽさを感じてましたが、予想以上にしっかり作り込まれている作品でした。冒頭の殺害シーンのチープさで、早々に作品の色を打ち出してきたのがまず面白かった。俳優陣の演技が見事で、シーン>>続きを読む

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