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アナベル 死霊館の人形のハターのレビュー・感想・評価

アナベル 死霊館の人形(2014年製作の映画)
3.0
昨今ホラー映画の劇場公開がめっきり減りましたが、そんな時代に人形がメインの正統派ホラーが送り込まれてきたのは胸熱です。本作は近年公開されたホラー映画の中でも良作だった『死霊館』の中で登場する呪われた人形アナベルが主役。この人形は実在するそうで、この前情報がまた興味をそそり、恐怖心が煽られます。
大まかなストーリーとしては、呪われた人形アナベルが人間の魂を奪おうとあの手この手を使って奮闘します。 ゴミ箱に捨てられてもちゃんとお家に戻ってきたり、ポルターガイストを起こしてみたり、顔も服も汚れているのに誰も気に留めずキレイにしてくれない。でも人間の心を支配したいその一心で健気に頑張ります。
ホラーは何と言っても演出がミソですが、この作品はとにかく人形の見た目で恐怖心をプッシュ。宣伝ポスターでお分り頂ける通り、なかなかに強面な人形の為、ただ佇んでいるだけで存在感、威圧感は申し分ありません。音や映像で驚かせる演出も多いので、映画館で見るとまるでお化け屋敷状態。超常現象は起きるし、霊やら悪魔やら色々出てくるし、もうてんやわんやの大騒ぎ。観客を怖がらせようと頑張ってる感が伝わってきます。美男美女の俳優起用は目の保養ですね。ちなみに冒頭でテレビニュースが流れるシーンがありますが、ここで知る人ぞ知る実話が。
この映画を見ていると、否応なく『チャイルドプレイ』を思い起こします。20年以上の時を経て、王者チャッキーに勝負を仕掛けてきたアナベル。ジェイソンVSフレディの次はチャッキーVSアナベルですね!
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