ヒーローが本当にいたらどうなるのか?というリアルを突き詰めた作品。
一つ苦言を呈すならば、特殊能力有り?無し?どっち?っていうことかな。ブルーマンはいいにして、悪役というか、一応悪役みたいなヒーローが早く動けるって、あいつ特殊能力者やん。っていうね。
話のオチは哲学を感じた。犠牲で平和になるなら、その犠牲は止むなしと考える悪役。こいつの思想は偏っているように見えて、実は現実を象徴している。沖縄を犠牲にして、日本は安全を保証されているし。ある意味、今の平和だって多くの兵隊がWW2の時に死んだからで、これが現実なのだ。
ただ、ヒーロー達は他の手段を模索する、しかし答えが出ずに結果的に悪役のやり方を完全否定できないのだ。功利主義がはびこるこの世の中を皮肉った作品。
評価が思ったより低いのは、アクション系の作品だと思ったからかな?まぁいいや。人それぞれだし。