フライ

神様のカルテ2のフライのレビュー・感想・評価

神様のカルテ2(2013年製作の映画)
4.1
以前から観たいとは思っていたが、正直前作以上の感動は無いと思っていただけに…
前作同様キャストの演出の素晴らしさが多分に感じられる温かい雰囲気と、見ていて心地よくなる内容は素晴らしかった。特に藤原竜也の序盤と終盤の演出には完全にやられた。
医療ドラマの殆どが不快な人物やギスギスした雰囲気が漂う中、前作同様本作にも殆ど出てこないし嫌なものを感じられない上、櫻井翔が演じる栗原一止と言うおっとりした優秀な医師を補完する周りの素晴らしい人物達が、観ていて気持ちがいいし、素敵に感じた。そんな中で前作以上に感じた、シンプルなストーリーな中に、重厚な医療関係者の公私での苦悩を嫌な感じではなく、素敵に見せてくれるので心の中に気持ちよく入ってきたし、響いてきた。
ここまで感動させられるとは思っていなかっただけに、自分でも驚くほど号泣してしまった。単純だが、本作を見たら少しでも医療従事者に負担をかけない様、自分が健康である事が大切に思えた。
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