感想①「サメ映画の中では良作」
低予算ながらスマッシュヒットした映画です。B級サメ映画のはずなのにギャグ寄りじゃなくてしっかりサメ映画してます。この映画に出てくるサメはちゃんと怖い。
感想②「設定がおもしろい」
津波で海水が流れ込み浸水しかけのスーパーマーケットとその地下駐車場が舞台です。商品の陳列棚の半分上あたりまで海水に浸ってます。津波のせいで犠牲になった遺体がプカプカ浮いていたりして、なんとか助かった１３人の生存者達も暗い表情。ですがそこで話は終わらない。なんと津波と一緒にスーパーマーケットに入り込んでいた巨大な人喰いザメたち。おまけに高圧電線は今にも水に浸かりそうだし、生存者の中には強盗犯や殺人犯までいるという設定盛り盛りの映画です。
感想③「室内にいるサメの恐怖」
広大な海じゃなくて狭い建物の中にサメがいる恐怖って、サメ映画としては観てるだけでテンション上がりますよね。まだ浸水していない商品棚の上に避難し、スーパーマーケット内を泳ぎまくるサメがいつ襲ってくるか監視し続けないといけない恐怖と焦り。地下駐車場に停めている車の中の酸素がいつ無くなるか分からない恐怖と、その車の周りをサメが泳ぎいつ窓を突き破られ食べられるか分からない恐怖。広大な海が舞台のサメ映画では味わえないこの密室の恐怖はとても面白かったです。
