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パトリオット・デイのkotchanのレビュー・感想・評価

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)
4.3
『ローン・サバイバー』『バーニング・オーシャン』に続くピーター・バーグ監督×マーク・ウォールバーグ主演の3作目。2013年のボストンマラソン爆破テロ事件を扱った実録作品。

前作『バーニング・オーシャン』を劇場鑑賞した際に、すでに予告映像が流れていた今作。正直「またマークか‥‥」という思いは否定しません。けれど、今作のために観ておきたいという理由で『ローン・サバイバー』も観た上で申し上げると、マーク・ウォールバーグの起用は正解だったと思っています。
マークの熱烈なファンではありませんが、ピーター・バーグ3連作を観るにつけ、個人的には直近で最も株の上がった俳優であるのは間違いない。自分の鑑賞歴を振り返っても、マークが出演している作品は一番多く観ているかもしれない。
クセの強い役者ではない。失礼な言い方ですが印象が強く残る役者でもない。しかしながら、堅実な役作りと作品性の邪魔にならない演技は、コアなファン層を獲得し、嫌味のないアクターとして万人受けするポジションを確立しつつあると思ってます。今作で共演しているケヴィン・ベーコンと同種の匂いみたいな。
実録作品においては役者のインパクトは二の次で一にも二にもストーリーと演出に限ると思います。その意味では、どこまでリアルに寄せているかは別にして、適材適所のキャスティング、抑揚をつけたストーリー展開、実際の映像を巧みに織り込んだ編集、そのどれもが心に残る良作に仕上がっていると感じました。
どこかは定かではありませんが、途中からは涙腺が崩壊してました 笑。

今作を観たかった理由はもうひとつ。
"好きな俳優さんの出演"
前述のマークとベーコン兄貴の他にJ.K.シモンズが出ているから♪
それっぽいことを書き連ねましたが、やっぱり好きな俳優のキャスティングは、大きな鑑賞理由になってしまいますね(๑˃̵ᴗ˂̵)
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