高瀬とうや

グランド・イリュージョンの高瀬とうやのネタバレレビュー・内容・結末

グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白いんだけど、ミステリー慣れしてると「明らかに”5人目のメンバー”みたいな人間は除外。となると??」と先々読んでしまうので、びっくり仰天という程ではなかったかな。
華麗なマジックショーに目を奪われるのは楽しかった。
が、金庫の時に使ったようなあんな巨大な鏡をどうやって入手したのか?とか考えるとちょっと無理があるような?

あと、ジャックが事故死した?というシーンでも「絶対に生きてるわ」とか、残した計画書も「偽物だろう」とか、斜に構える観方をしてしまうので、もっと純粋に騙されたかった。

おそらく一番の驚きの「5人目の仲間」が今回の見どころだったと思うのだけど、次作はどうするつもりなのかが気になった。

【あらすじ】
凄腕マジシャン4人組フォー・ホースメンが、ショーの最中に「遠く離れたフランスの銀行を襲う」と予告し、実際に金を奪い会場に降らせる。
FBIとインターポールは合同で彼らの犯罪を立証しようとするが、トリックが分からず逮捕が出来ない。
FBI捜査官のディランらに「マジックの謎解き」を生業としている男サディアスが近づき、銀行から金を奪ったトリックを教える。
フォー・ホースメンのパトロンである大富豪の庇護を受け、フォー・ホースメンはまたショーを行うが、そこで大富豪が経営する保険会社が過去の大災害の保険金を支払ってなかったことを暴き、ショーの最中に被害者が本来受けるべきだった金額を大富豪の口座から移し、被害者たちに分配する。
さらに今度は厳重に守られてる金庫を狙うという情報が入るが、時すでに遅くトラックに金庫が乗せられ持ち去られてしまう。
FBIらが追いかけるが、その途中フォー・ホースメンの一人が事故死してしまう。
次のショーの情報を入手したディランらは急ぎ向かうが、またも逃げられてしまう。
が、そこで配られた金は偽札だった。
サディアスの車に金庫の金が詰め込まれており、そこをディランらが取り押さえ、彼は逮捕されてしまう。
が、必死にサディアスは冤罪を訴え、フォー・ホースメンの手口を明らかにし、事故死したと思われたメンバーも生きていると主張する。
さらに、内通者が居た、と発言した時にディランを見つめる。
そう、ディランこそが内通者だったのだ。
そしてすべての計画を描いたのもディランだった。
フォー・ホースメンを使い、数十年前に事故で殺された有名マジシャンだった父親の復讐を行っていたのだ。
その後、遊園地でディランがフォー・ホースメンらにすべてを語る。
格下に見ていたディランが黒幕だったと知らなかったフォー・ホースメンたちも驚きを隠せなかった。
高瀬とうや

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