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赫い髪の女のbrianのネタバレレビュー・内容・結末

赫い髪の女(1979年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

【主なキャスト】
* 赫い髪の女:宮下順子
* 光造:石橋蓮司 
* 和子:亜湖 
* 孝男:阿藤海

ダンプカーの運転手・光造は、仕事帰りに訳ありの赫い髪の女と出会い、一緒に住むようになる。
赫い髪は茶髪だが光の加減で鮮やかな赤に見える。赤い口紅、下着も赤、コタツの赤外線。赤が印象的な作品である。
スーパーで買った安いラーメンに卵を入れたらごちそうになる。
安いアパートの2階で光造と赫い髪の女が"やって"いたら、下の階では奇声を発する薬物中毒の女。
底辺で生きる男と女は切なくて哀しい。
和子と孝男はうまくいっているのか心配。
ひと握りの幸せを掴みながら今日も雨。

宮下順子は今日も肌が白くて笑うと可愛いくてエロい。
感情の起伏が激しく顔をぐしゃぐしゃにしながら泣く声に観ているこちらももらい泣き。
石橋蓮司はいつも狂っている。ラリってる。野獣のような鋭い眼差し。このスタンスは今も変わらない。
こんな役者がいまの若い奴らにいるか。

全編に流れる憂歌団。"天使のダミ声"木村充揮のブルースが心に沁みる。
https://youtu.be/CntslMi_RWE

ロマンポルノに対する偏見や興味本位だけで観ようとする人にはオススメしない。
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