赫い髪の女の作品情報・感想・評価・動画配信

『赫い髪の女』に投稿された感想・評価

階下から常に豚のような奇声が聞こえる部屋での果てしない営み。「やらしいな〜やらしいな〜やらしいな〜。生きている証拠や!」生と性の本質を突かれ、我々の知る理性の欺瞞を見る。
要一

要一の感想・評価

4.8
何という艶かしい脚本。建設会社に勤務し、友達に女を回す主人公が、赫髪の女と出会い本当に愛していくという話で、冒頭から男の暴力的なまでの性欲が示される中で、赫髪の女と出会ってからセックスに至るまでのなんと慎ましやかなこと。トラックに乗せて、一度逃げられてから拾って、部屋に来て2人布団に入ってからもまだで、そこから一気に雪崩れていく。この感じがホント艶かしいし、その後の何回も続くセックスも、回数から、対位から、ディティールが細かいのが凄まじく、そしてその対位やセックス中の行動(荒々しく暴力的な行動を中心に)が、物語の肝にも繋がる凄さ。女には亭主がいてそいつからセックスを教わって、亭主は今も女を探している。男は赫髪の女を愛してしまって、でも男の前にいつも、特にセックス中に常にある、この人は自分を愛し切ってはくれないし、永遠に自分のものにはならない可能性、その葛藤という、この話が描く愛するということの壁と空虚を動きで伝える凄さに感動。さらに、実家に帰る一本の橋での佇まい、愛する女を回し突き飛ばされた後の男のオナニーとセックス、そういう微妙なすれ違いから生まれる諍いや苦しさの空虚を捉える演出も神がかっていて、本当に素晴らしい。男の友達と社長の娘の若さを挟む脚本もまた良いし、これは紛うことなき傑作。
famme

fammeの感想・評価

4.2
可愛いすぎる宮下順子。
神代監督が好きだった。

昨年シネマベーラで私たちの好きな日活ロマンポルノと言う素晴らしいイベントで数十年ぶりに観て改めてこの時代の日活を盛り上げてきた女優さんたちすごい。

このレビューはネタバレを含みます

 今のところ神代辰巳作品ベストです!
いや、日活ロマンポルノ映画でいちばん好きかもしれない。

港町にふらりとやって来た赤い髪の女。土カチンの男と出会い性に溺れながらも愛を分かち合っていく。

 さぁまずオープニングでトンネルの向こうから赤い髪の女がこちらへ歩いてくる。
ハイヒールのコツコツという音と共に、ブルースバンドの憂歌団の「どてらな女」がかかる。そして愛し合う男のトラックが横切り静止画に。そこでタイトルクレジット。
この時点で、満点付けようかと思いましたw
 
 それから石橋蓮司演じる男と宮下順子演じる女が古いアパートの部屋でひたすらSEXをするという展開と、阿藤快演じる同僚の男と亜湖演じるふらりと現れた女の若い男女のSEXが交互に見せられるというだけの話に。
 それなのにまったく飽きません。というか濡れ場ひとつひとつが凄いです。
 はっきり言うと今は女性蔑視の問題などによりできません。石橋蓮司が宮下順子を性奴隷のように扱い、殴るし罵倒するし、それなのに女は快感を感じる。

でもこれに僕は感動してしまった。
なぜだかは分からないが、感動したのです。
こんな、愛があるのかと。

sexのときは暴力的なのに、普段は本当に楽しそうな2人がいる。笑いあって、茶化しあって、泣きあうのです。

それなのに男は同僚にやらせてくれと頼まれ、無理やり強姦させる。女は号泣し「亭主のほうが良かった!」と叫ぶが結局感じてしまう。
男も雨の降る道端で自慰をし始め、終いには他の女としてしまう。
お互い変態なのに最後には別れられないという宿命が待っている…。

つらつらと書きましたが、こんなことを思ってました❗
あとこの映画は「音」が素晴らしい。
波の音、大雨の音、風の音、下の階のシャブ漬けカップルの夜這い声の音、トラックの音
それにより田舎町のノスタルジックな雰囲気が漂う。

ラストシーンなんかはもう凄いんですよ!!!
どう考えてもアンハッピーなのに、憂歌団の「出直しブルース」のせいでめっちゃハッピーエンドに終わってます!!
それと同時にこの二人を愛してしまってます。もうなんにでもなれという感じです。

神代辰巳の恐ろしさに驚愕しました。
そして石橋蓮司と宮下順子のエロチックな美と愛に感動しました。
ありがとう。
菩薩

菩薩の感想・評価

4.2
何一つ美しくなんて無い光景の筈なのに、どうしてだか猛烈に美しいものに思える。それが自分の憧れの投影であるからと言ってしまえばそれまでだが、所詮男女の行き着く究極だからと言う事かも知れないし。狭っ苦しい部屋、どぎつい赤、むせ返りそうな香り、突き出た棒と収まりの悪い穴とが互いに貪り喰う悍ましさすら感じる様。突拍子の無さだったり、ぶっ飛んだ展開だったり、そんな物に関してなら他の作品にだいぶ分があるが、性と欲の王道をただひたすらぶっちぎる問答無用の力強さならこれなのでは。中上健次の色はやはり赤。
この映画は何と、その年のキネマ旬報の日本映画ベストテンの第四位になっているほどの佳作です。いろいろとむさ苦しい奴らばっかりだけどそれが妙に心に突っかかってくるものがあります。日本の庶民の心境や本音をプンプンと匂ってくるというのがロマンポルノの魅力ですがこの作品も凄かった。そいや体位だけど足を上にあげるのが多かった。現代のエロ作品では見られない演出。今となっては(道徳観の違いもあって)どうあがいても作れないような作品で、どんなにリメイクしようとも当時の匂いをしっかりと感じ取った者でないとこういう作品は作れないでしょう。変態や基地外的演出も多かったけど、でもどれも実際にはわかる!っていうのばかりで説得力のあるものだった。
しゅう

しゅうの感想・評価

3.4
opがかっこいい、gyaoで観たらcmが入ってくる回数多すぎてとても嫌だった。

三輪車乗って家から離れ、映画館のポスターを記憶に留めて路肩でするオナニーが切ない。そいつ石橋蓮司だったんかい。で、ハチマキ男、阿藤海だったんかい。
Hiroking

Hirokingの感想・評価

2.5
〖1970年代映画:小説実写映画化:日活ロマンポルノ〗
1979年製作で、中上健次の小説『赫髪』を実写映画化の日活ロマンポルノ⁉️

2022年2,492本目
圧倒的宮下順子❤️
おっぱいがよく見えちゃってるけど自然。色気がすごいわ。
神代辰巳節イイ〜
cocoan

cocoanの感想・評価

3.5
ロマンポルノというジャンルの見方がよく分かっていない。少なくとも退屈しなかった。モザイク代わりの絶妙な物の配置とか、会話とか所々面白くて、笑っちゃう。
令和の時代にはもう撮れない作品。
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