真っ黒こげ太郎

ワイルド・スピードX2の真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

ワイルド・スピードX2(2003年製作の映画)
3.5
引き続き、ワイスピシリーズ追いかけ。
まだまだレースしてた頃。



マイアミで夜な夜な行われる、禁断のストリートレース。
前作でドミニク・トレットを逃がして、警察に追われる事となったブライアン・オコナー。
彼はテズ・パーカーが取り仕切るマイアミのストリートレースでマネーを稼ぎながら暮らしていたが、とうとう警官にとっ捕まってしまう。

顔なじみの捜査官からマイアミの麻薬密売人を捕まえれば、犯罪歴をチャラにして自由にしてやると言われたブライアン。
麻薬逮捕に協力することになったブライアンは新しいパートナーを求めて、幼馴染で同じく前科者なのローマン・ピアースに会う。

「ブライアンが警官になった所為で捕まった」と怒るローマンだが、何だかんだで前科をチャラにしたいので、しぶしぶタッグを組むことになった。

羽陽曲折あって密売人のドライバーとして雇われた2人。
2人はマイアミでお気楽な潜入捜査を開始するのだった。



麻薬の売人を逮捕するために、凄腕レーサー2人が潜入捜査に挑む、青春・カーアクション映画。
人気カーアクション映画シリーズ「ワイルド・スピード」の2作目。

今作では主要キャストのヴィン・ディーゼルさんが降格し、ポール・ウォーカーさんの単体主演作となった。
一応、それぞれタイリース・ギブソンさんとクリス・“リュダクリス”・ブリッジスさんが演じたローマン・ピアースとテズ・パーカーは後のレギュラーになるけどね。
(余談だが、タイリースさんの吹き替えが後のヴィンさんと同じ楠大典さんなので、ちょっとややこしい。w)

今回はマイアミを舞台にした、お気楽トーンで描かれた潜入捜査モノ。
マッチョな旧友と主人公がタッグを組みながら、事件を解決する、前作に比べるとシンプルな展開に。

しかし、前作に比べると何処かゆる~い展開だからか前作に比べると若干のトーンダウンは否めない。
主人公と親友が気楽な捜査の中で、再び友情を確かめ合う展開は悪くないし、カーアクションもしっかり展開されるし、クライマックスの展開もそれなりに盛り上がれる。
しかし前回の「ハートブルー」展開に比べると若干物足りなさを感じるし、お話の捻りも殆どなくなってしまった感じだ。
カーアクションは相変わらずマシマシで、激しいスタントもあるが、前作の様なお話と連動して盛り上がる箇所が少なくなってしまったように思える。

それでも決別した幼馴染が友情を取り戻すバディ物としてはそんなに悪くないし、お話もそれなりに見れる出来なので、まぁ過度の期待をしなければ十分楽しめる部類ではあります。


今作と次の「X3 TOKYO DRIFT」で明らかに迷走してる感を出してるワイスピシリーズではありますが、ここから4作目、5作目で一気に盛り返し、大ヒットシリーズになるんだから世の中分からないものです。


という訳で次。

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