どん

トランス・ワールドのどんのネタバレレビュー・内容・結末

トランス・ワールド(2011年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます



森の中で少しずつ登場人物が集まり、
次第にそれぞれの素性を明らかにしつつ
時代ごとのアイテムを使ったりしながら
一本の物語に収束させていくという
なかなかの脚本。

ホラー、サスペンス風味を
ジワジワと前面に押し出しつつ
タイムパラドックスでのSF表現までモリモリ。
だけどなーんかシロウトくさいカット割とか
どうしても安っぽいCGがひどく目立っちゃう。

パッと見でB級映画認定しちゃいそうだけど
ちょっと待って。

この作品、原題は「ENTER NOWHERE」

“どこにも行けない”

オープニングでチラッと映る墓地、教会。
意味深んんー!

登場人物たちのつながりが明らかになって、
その脈々と続くつながりが足枷でもあり
あー…どこにも行けない
ってことなのね。

…って思ってました。


なーんかモヤモヤ気になってずっと考えてた。


あの店員。
少ない登場人物の中で、
唯一なんのつながりもない。
わざとらしいほど錆びついた金庫も
めちゃめちゃ怪しい。

「面白い人生を送ってるな」
「どん詰まりなのに気にもしていない」
「道案内は必要?」

なにそのセリフ。

撃たれたの?大丈夫なの?
生気のない目。
もしかして店でひっそり待ち伏せてて
金庫を開けたらモワモワーンと
煙が出て 異次元、トランスワールドへ
誘い込むおばけのような…



タイムパラドックスが起きて
世界の運命が大きく変わっても、
また同じように強盗が次々店にやってくる。

毎日毎日。俺ばっかり。
またか…
今日はこのカップルね。はいはい。


はーー


どこにも行けんやん…


あーーーーーー!!

それーーー!?
店員のアンタの気持ちってこと?
知ーらーんーわー!ww


いやーじっくり見た結果、
愛を込めて、最高のB級映画!でした!ぶはは。
おもしろかったー。



それではこんな好き勝手なレビューを
最後まで読んでくれたアナタ。
面白い人生を送ってますね。
ワタクシからひとつプレゼント

チラッと映るあのお店の名前
「 Catena's Inc Food Market 」
グーグルマップで探すとさらに楽しいヨ!


♪世にも奇妙な物語のテーマ
どん

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