わたふぁ

トランス・ワールドのわたふぁのレビュー・感想・評価

トランス・ワールド(2011年製作の映画)
3.5
Netflixのドキュメンタリーがどれも面白いので次々観てたけど、どの作者も真に命懸けで撮っていて、社会的な重要性を孕みすぎていて、ちょっと疲れる。勉強になるけど、消費するように連続で見るものではないですね。大事に観ます。
で、たまにフィクションらしいフィクションを...と思い今作を選んだけど、こういうのなかなか好きです!

「森」の雰囲気というのは、気候が似ていれば、どこもそう違いはなく、木々に覆われ、人気がなく食料があるはずもなく、普段着の人が着の身着のまま奥深く入って行っては危険な場所。

だがその特性を活かして、ワンシチュエーションの中にミステリーとSFがうまいこと閉じ込めてあった!低予算の小物ながら良作と思う。
会話を重ねて、彼らの素性が明らかになればなるほど、何がなんだかわからなくなり、x軸にもy軸にもz軸にも謎が深まっていく中盤はドキドキした!

(日本版のポスターが良くない。説明的なビジュアルが、想像力にストッパーをかけてしまっている...。)