おけい

昼顔のおけいのレビュー・感想・評価

昼顔(1967年製作の映画)
3.9
死ぬまでに観たい映画1001本

ルイスブニュエル晩年の傑作。
気品ある何不自由のないお金持ちの奥様が昼間に売春をするという。普通、売春の目的はお金を稼ぐためであり仕方なく売春する女性達からしたら何でわざわざ⁉️ってなるかもしれないけど😅満たされない心と抑えられない衝動を晴らすためということなのかな。

男性の気持ちは分からないが貞淑な本物の奥様だから娼婦としての価値があるわけで、回を重ねプロになっていく都度、汚されていく感じがして、、、最初の方に戸惑ったり、逃げたりするドヌーブの方がたまらなくよかった。夫の友人に見つかった時、友人も言っていたが貞淑な君に魅力を感じていたので娼婦の君に興味はないと。そんな感じ凄くわかる。

カトリーヌドヌーブのファッションや美しい金髪、魅力的な色気を堪能できる作品なのでカトリーヌドヌーブ目的の方にはオススメの一品。

自分はラストの涙がただただ切なくて、ちょっとブルーになった。
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