【2013/6/28:オーディトリウム】これかなり面白い。自主のレベルじゃない。宣材から「ブス子と可愛コのスクールカースト越え友情モノ(百合風味)」てな感じの青春映画をイメージし、実際中盤まではそんな既視感のある描写がいくつもあった(それはそれでよくできていて楽しめた)。騙された！中盤以降あれれ？と違和感を感じた頃にはもう物語は狂ってる。ヨーグルトや唐揚げといった食べ物の象徴的な使われ方は実に気持ち悪いが、特に3人の鍋シーンは「家族ゲーム」や「冷たい熱帯魚」を思い出させるイヤ〜〜なテンション。最もカタルシスが爆発するはずである彼女らのラストは敢えて他者にさらっと語らせ、その後ホントのラストで全てを観る者に委ねてくる感じ。これが初の長編てすごい才能と手腕だなー。8月再上映あるみたいなので、観れる人は観たほうがいいです。
