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42〜世界を変えた男〜のsundayのレビュー・感想・評価

42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)
4.0
黒人で初めてメジャーリーグの選手となったジャッキー・ロビンソンを描く。ジャッキーの困難を進む気概、盟主のリッキーの公平な思いが胸を打つ。

1947年、ブルックリン・ドジャーズのゼネラルマネージャー、リッキー(ハリソン・フォード)は、チームに黒人選手を入れようと黒人リーグの選手だったジャッキーを見出す。つけた条件は、「反論しないこと」。当然黒人へのヘイト感情があると見越してのことだが、ジャッキーはその条件を守った。しかしそれ以上にジャッキーの実力が勝ったのだ、とも見えた。

ジャッキーもすごい、しかし白人盟主リッキーもリッキーを信頼し尊重し差別の外圧の中冷静に梶をとる。ジャッキーは常に自分のことを思うリッキーになぜあなたはそれほど私をかばうのですか? と聞くとリッキーは、自身がピッチャーだった大学時代、黒人のキャッチャーと組んでいたが、彼は差別に壊れてしまって、自分はそれを放っておいたのだ、だから今は放っておくわけにはいかないんだ、と言う。

ジャッキー・ロビンソン役のチャドウィック・ボーズマンは1976年生まれ。惜しくも2020年大腸がんで43歳で亡くなる。
「ジェームズ・ブラウン最高の魂を持つ男」2014
「マーシャル法廷を変えた男」2017 で主役など実在の人物を演じている。

ハリソン・フォードが年輪を見せる。


2013アメリカ
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