OASIS

ダイアナのOASISのレビュー・感想・評価

ダイアナ(2013年製作の映画)
2.3
パパラッチに執拗に追われて命を落としたダイアナ妃の知られざる実話を描く。
「ヒトラー~最後の12日間~」のオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督、ナオミ・ワッツ主演。

ダイアナ妃についてはニュース映像のイメージだけしか無い。
けれども、映画の内容としてはこれでいいのだろうか?と思うほど焦点があやふやだった。
プレッシャーに負けつつも、地雷除去活動に尽力した彼女の行動を褒め称えるのなら、ロマンスの割合をもっと減らしてもいいだろう。

医師との出会いも軽薄であるし、彼の存在も鬱陶しい。
「僕たちとの関係に未来はない」と言い放つくらいだから、一国の女王とお付き合いしようという覚悟が全く感じられない。
なのに「僕には君が必要だ」とすぐヨリを戻したりするんだから、情緒不安定かと。
せっかく彼女が男に合わせて料理に挑戦したり勉強に励んだりしているのだから、もっと魅力的な男性かと思えばそんな事はなかったのが残念だった。
これでは、若さにかまけて恋に浮かれた女というようなイメージしかもたれないのではないかと思う。

ナオミ・ワッツが努力して熱演し、似せているだけにロマンスに魅力を感じないのが痛い。
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