先日観た「タイム」と同じ女優さんが出てる、と思って観てみたら監督も同じだった。道理で作品のディストピア感が少し似てる。「ガタカ」や「トゥルーマン・ショー」もこの監督だったんだ…好きな作品多いな。
物語の世界観とかあまり設定を説明しすぎないのが良い。そしてジャンルが僕の好きな地味目のハードSFではあるんだけど、なんだろう、これまんま「攻殻機動隊」ですよね？あまりにも世界観が似ていてどうしても気になってしまった。
あとオチが少し尻つぼみ感あったのが残念。。90分じゃなくてもっと長尺で描いてほしかった。
「タイム」もそうだったけど、こんなに技術が発達した未来の割に車や建物、人々の暮らしは現代とあまり変わらないのがアンバランスに感じた。
でも車や建物のデザインって今後そんなに劇的に進化する余地は無いって意味なのかな。だとしたら逆にリアリティ追求した結果なのかも。
実際こんな時代が来たらアリバイの証明はほぼ不可能だし完全犯罪も冤罪もやりたい放題になりそう。今ですらディープフェイク技術で捏造が脅威になりつつあるのに。このまま進んだらこうなっちゃうよ、という警鐘なのかもしれない。
主演のアマンダさんは相変わらずすごく可愛かったけど個人的には「タイム」の方が好きかな。いやでもやっぱりこっちも捨てがたい。もっと他の作品も観てみたいです。
