アカデミー賞短編アニメーション部門受賞作。わずか12分のセリフのない作品なのに、描かれているドラマはとても壮大で雄弁なものがあった。
ある事件で、幼い娘を亡くした夫婦の物語。タイトルの言葉は、最悪の形で両親に伝えられた娘からのメッセージ。
この作品が伝えたかったメッセージは、つらいことがあっても前を向いて、ということなんだろうか。パパとママにもう一度笑顔を見せてほしいという娘の想いの現れだろうか。
確かにそれは正しいのだろうけど、自分が実際にこの親の立場だったら相当にしんどいだろう。
娘が産まれる前だったら見方が違っていただろう作品。
単純な僕は、とりあえず絶対に将来娘にアメリカ留学はさせまいと思った。