りっく

アナと雪の女王のりっくのレビュー・感想・評価

アナと雪の女王(2013年製作の映画)
3.9
エルサが魔法の力を持った理由?
「塔の上のラプンツェル」「ノートルダムの鐘」「美女と野獣」では、主人公がその状況になったのは明確な理由があるのに、本作ではそれが全くないを
序盤はダイジェスト感が否めず、特に母と父が亡くなるシーンのあっさりさは残念。テロップで「3年後」と出てくるが、それ以前にもアナとエルサが成長しまくっているのにこちらにはテロップが無いのも気になる
映画の終盤、周りの人々がいつのまにか状況を理解しているのもどうか
あの次点でハンス王子はまだ善人だと思われているんじゃないのか?
寒さに凍える民衆に毛布配布
ハンスにストレートパンチを喰らわしたアナが賞賛されるのは違和感
終盤にミュージカルがない
話のスケールが小さい
レットイットゴーの破壊力
特殊な力は呪われたもの
隠し通して生きてきた
自分を偽るアイデンティティの問題
抑圧的な服装
自らこれでいいの!と世と隔絶
1人で生きていく覚悟と決別
本当の自分を曝け出す
美しく哀しい氷の城を作る
ドアをピシャリと閉めてしまう
雪だるま作らないの?
アナの記憶を書き換え
突然離れ離れになった理由不明
ドアを背に2人が背中合わせ
合わせ鏡見事な対比
他者への愛=アナ
自己への愛=エルザ
愛が心を融解していく
自分とうまく付き合っていく
流石ディズニー見事な脚本
王子様のキスが救うわけじゃない
伝統の踏襲とアップデート
雪だるまキャラクター見事
アナとエルザの無邪気でいられた頃
象徴するキャラクター
もっとそこを生かすべき
自己犠牲よりも大切な愛がある
溶ける身体で体現してみせる
予定調和的な結末ではある
バランスを探ってケリつけた
慎重なさじ加減は道徳的
映画的なカタルシスではない惜しい
りっく

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