復習を兼ねて再鑑賞。
剣心と鏡写しの存在である志々雄真実。彼と対峙する事で、自分の過去とその罪、そして己の中の人斬り抜刀斎と対峙する構図になっています。
兎に角、本シリーズは過去との対峙がテーマになっていますが、正に今作はそれをド派手な映像と共に正面から描いています。
加えて、本シリーズの白眉とも言えるアクションシーンは本作でも健在、特にラストの志々雄戦はアツすぎです…。
瀬田宗次郎戦での壁走りなど、名シーンが多いこと。
ただ志々雄が先輩先輩うるせえなと。それに蒼紫が抜刀斎ストーカーと化していたり、十本刀の扱いの雑さやら、原作ファンとして言いたいとこはあるのですが、それもこれも映画として纏めるため、剣心と志々雄の物語をより深く描くために必要な事だったのだと思っています。
でも欲を言えば二重の極み見たかった…！
しかし、無い物ねだりをしていても始まりません。無謀にも思えた実写化をここまでのハイクオリティで映像化し成功している時点で素晴らしいです。
最終章も楽しみです！
