ゆかちん

るろうに剣心 京都大火編のゆかちんのレビュー・感想・評価

るろうに剣心 京都大火編(2014年製作の映画)
2.6
子供の頃に読んだ漫画。
志々雄真実の話は印象に残っているので、どれどれと鑑賞。



かつては「人斬り抜刀斎」と恐れられた緋村剣心は、新時代の訪れとともに穏やかな生活を送っていた。
しかし、剣心の後継者として「影の人斬り役」を引き継いだ志々雄真実が、全身に大火傷を負わせた明治政府へ復讐を企てていると知った剣心は、逆羽刀を手にとり、単身で志々雄のいる京都へ向かうーーー。



志々雄真実の話めちゃ濃かった気がするなぁと思ってたら、前後編となってるんやね。
それでも、色々と物足りない感。
瀬田宗次郎がなんか好きだったな。
時間を考えて、キャラ全部出さなくて良かったんじゃ感。十本刀とか特に。
それぞれのバックストーリー重かったから、出せるキャラ絞って肉付けしてほしかったかも。

アクションは良かったな〜。
やっぱチャンバラっていいよね。
1人で大勢を捌いていくシーンが特に美しい。
偽物とはいえ尖った棒があるから、うまく交わさないといけないし、かといって嘘っぽくも出来ないし…てことで、斬られ役含めての団体芸やなぁ。

京都戦のとこもよかった。それぞれの闘い方が見せ場になってて。
てか、薫殿と弥彦が志々雄モブをやっつけてるの凄くないか?

あとあと、宗次郎vs剣心はめちゃ良かった!
素早い演出で2人ともカッコ良かった。


京都の人たちの関西弁の絶望的な下手さは関西人的には減点しまくりにはなりました。。



以下、諸々の感想箇条書き。


*江口洋介カッコええな。漫画そのままのチョロ前髪やタバコでさえも色っぽい。

*志々雄真実が藤原竜也。ん、藤原竜也?
ううむ。志々雄真実って、もっとスラッとしてた印象。だから後に出てくるけど伊勢谷友介のイメージかも。ただ、四乃森蒼紫の方が似合ってるからいいか。
ただ、なんか違うなとは思ったけど、恨みと怨念で復讐を果たそうとするサイコパス役というのは、藤原竜也は似合うかな〜笑。
あと、演技の迫力とかあるし。
そういう意味では、るろ剣実写化のタイミングの時代には藤原竜也しかいないのかな。

*瀬田宗次郎!!うわ、神木隆之介か!
めちゃくちゃピッタリ!
神木くんがるろ剣実写化のタイミングでこの年齢であることに感謝しかないのでは。
とても良い再現。笑顔の雰囲気とかね〜。

*佐藤健まじイケメン。美しい。

*恵殿と薫殿。相変わらず首を傾げるけど、仕方ない。薫殿は演技がなー。まあ、ヒロインヒロインしてるからいいのかな。

*左之助〜。熱い男が強調されとる。

*操殿の土屋太鳳、可愛い。剣心の刀奪おうとした時の動きしなやか。関西弁が変なのを除いてはまあ良いのかなぁ。

*四乃森蒼紫の伊勢谷友介のビジュアルめちゃカッコええ〜。すごーい!!
でも、めちゃうざかったwこんなんやったっけw
もちろん、彼の過去は同情するけど、それを剣心だけに向けて他の人たちを、中でも翁を傷つけるのはなんか違うくないか?かつての仲間でしょう。死んだ仲間の手向けのために生きてる仲間を瀕死にするのは仁義的に間違えてないか?
…と、ビジュアルやアクション的には良かったけど、なんかウザかった笑。

*大久保利通にTHE BOOMの宮沢さんやん!今は息子役者ですな。
大久保利通の暗殺の歴史に繋がるの上手いよね。
あと、刀を打った赤空が中村達也でビックリした笑。ミュージシャンの俳優たまにやる人らも出てるんやね〜。

*“刀狩”の張はありゃなんだ。大阪弁下手くそが過ぎるし、ビジュアルがヤンキーコスプレやった。いや、もちろんるろ剣実写化なので皆コスプレ感はあるけど、割と抑えめな人が多いのに。まあでも、再現する必要あった?ていう十本刀が多い中、見せ場があってよかったね。

*眞島秀和が少し出てた!おおお。

*滝藤賢一が佐渡島。なんか浮いてる演技やなぁ。まあ、キャラ造詣がこうなんやろし、これも滝藤賢一らしいのかな。

*原作改変してるんやろけど、どうせするなら盛り盛りにせず、削るとこは削って筋が通りやすいストーリーにしても良かったんじゃ〜。
てか、宗次郎達のバックストーリーとか語られても良かったような。


さてはて。
なんたる偶然という感じで現れた福山雅治。

続きはどうなのかなー。
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