Mikiyoshi1986

ラストエンペラーのMikiyoshi1986のレビュー・感想・評価

ラストエンペラー(1987年製作の映画)
4.2
イタリアの巨匠ベルナルド・ベルトルッチ監督が贈る歴史スペクタクル超大作!
学生の時に観て以来、ずっと無関心だった中国の近代史に興味を持つきっかけになったし、かつて大日本帝国の傀儡として建国された満州国のプロセスも大変分かりやすく学べる参考書みたいな作品です。

前作「1900年」を凌ぐ壮大なスケールで、膨大な衣装や美術、一糸乱れぬ人員の画力に度肝を抜かれます。すげぇ金かかってるぅ!

およそ300年続いた清朝最後の皇帝であり、激動の時代に翻弄され続けた男・愛新覚羅溥儀。
革命や侵略、戦争によってその生涯の波乱を余すこと無く紡ぎ出します。

絢爛豪華な紫禁城の暮らしはヴィットリオ・ストラーロの撮影により、色彩と光彩の豊かさが目を引く美しいシークエンスに仕上がっています。 (高校の修学旅行が中国で天安門も紫禁城も行ったはずなのに、紫禁城の記憶だけがまったく無くて悔しい…)
一方、収容所時代は暗く重たい質感で思わず息が詰まりそう…。
中盤に出てくる尋問のオッサンはおすぎ+森進一に見えてくるし。

あと新婚時代の正妻がエロくて凄く良かった。うらやましいぜ!
それと乳母のおっぱいも豊満で凄く良かった。うらやましいぜ!!

ちなみにこの年、1987年は
●スピルバーグ監督の日中戦争「太陽の帝国」
●ルイマル監督のユダヤ人迫害「さよなら子供たち」
●第二次世界大戦下ロンドンの一家「戦場の小さな天使たち」
●キューブリック監督のベトナム戦争「フルメタルジャケット」
●ロビンウィリアムズ主演のベトナム戦争「グッドモーニング、ベトナム」
と、戦争を背景にした映画の豊作期だったことも大変興味深いです。