実際にそこで起こっている病気の症状や、お金の問題が細かく描かれていて、とてもリアルに伝わるし、大きく人生という視点で見ても、「たいへんな時って、得てしてあらゆる問題が同時にやってくる」ところがまた共感出来る。
そしてひとつのきっかけが、絡まりまくった糸をスルスルとほどいていくところにも。
一見バラバラなんだけど、お互いをとても大切に思っていて、そういうふうに思えるのは、やっぱりお母さんがこれまで何年もかけて、その家庭を作ってきたからなんだろう。
一番すばらしいのは、この映画のお話が始まる前から、この家族を懸命に支えてきた母の愛。
