OkadaMasakimi

マイティ・ソー ダーク・ワールドのOkadaMasakimiのレビュー・感想・評価

4.0
前作は未熟なソーが王の器に成長するっていう王道話だったので分かりやすく面白かったが、今作はアベンジャーズの後の話なので、ソー自身はかなり成熟した描かれ方をしてる。逆に、ロキは1でもアベンジャーズでもやらかして失敗、投獄されてる。結局1の時からロキにとっては何も進展してないし、むしろ差が開いてる。

今作はそうしたそれぞれの背景が戦う原動力になる過程が面白い。ソーは仲間と国そのものが重圧となるし、ロキは半ば自棄による軽率な行動で後悔することになる。理由は違っても戦う相手は一緒っていう、よくある展開だけど仲違いした兄弟の共闘はいい!

ムニョムニョ発言や味方のロキに対する態度、空間移動を生かしたギャグ戦闘など、サービスシーンも多くて満足。
なによりちゃっかりしたロキの狡猾さは次回作に期待せざるを得ない。三部作ラストの為の土台を作った印象だが、だれることなく面白かった。いろんな意味でロキの為の映画。
OkadaMasakimi

OkadaMasakimi