RAY

マイティ・ソー ダーク・ワールドのRAYのレビュー・感想・評価

3.8
MCU第8弾。


面白かったです。
マイティ・ソーは神の世界を舞台にしたお話ですが、僕としては前作よりも好みでした。

会話のテンポが良くなっていたり笑いの要素がさらに加わっていたりと、前作と比べても格段に観やすくなっていたとも思います。


神の壮大な兄弟喧嘩。
これが前作のお話でした。
今作は、またこの二人が第2ラウンドを始めるのかと言うとそうではありません。
アスガルドに新たな危機が訪れます。
アスガルドの危機を悟ったソーは幽閉されていたロキと協力し、アスガルドを救おうとするお話。

他のレビューにもあるのですが、主役はロキなんじゃないかと思わせる程“ロキ”な作品になっています。
今作でロキを好きになる方がいらっしゃったのも頷けます。


ただ、僕が好みだと思ったのは描かれた世界でした。
神とか宇宙とか、そんな場所でとんでもない敵が出てきて、侵略だの破壊だの言いながら主人公と対峙するみたいなお話の部分だけでなくて、彼らのいる場所の描き方が好みだったのです。

たとえば、葬儀のシーン。
この映画にはテンポや笑いの要素が加わったと書いたのですが、それとは打って変わって、非常に荘厳で神秘的に描かれていました。
星座になると言う点もそうですね。
なんというか、陰と陽を明確にすることで生まれるギャップがこの作品の世界観を際立たせていて、そこのところを特に良いなと思ったのです。


さてさて、MCUはアイアンマン3からフェイズ2に突入していますが、この『マイティ・ソー』シリーズにおいても新展開が見られました。
次作は『キャプテンアメリカ/ウィンターソルジャー』。
こちらも、どの様に繋がって行くのか楽しみです。


観て良かった。
RAY

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