RAYさんの映画レビュー・感想・評価

RAY

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音楽(2019年製作の映画)

3.6

“わたしに流れる音”


71分と言う短い上映時間の中に、音楽の本質みたいなものであったり、人の本質みたいなものであったり、本当に感覚的なことなのだけど、とても大切なことが詰まった映画だと感じた。
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悲しみよりもっと悲しい物語(2009年製作の映画)

3.8

“あなたが私の意味”


『私の頭の中の消しゴム』や『サッドムービー』等の作品は、僕の中では韓国映画らしい韓国映画だと思っています。
この作品もまた、そんな韓国映画らしい作品のひとつなのではないかと感
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塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

3.9

“生まれてはじめて”


『塔の上のラプンツェル』。

タイトルは知っているし、観たこともあるはずの作品なのに僕の頭の中にはほとんど残っていなかった作品でした。
Disney+に加入して、その存在をあ
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.0

“かなしみにこんにちは”


フォローさせて頂いてる方のレビューが素敵でクリップしていた作品。

やっぱり素敵な映画でした。

人間の“頭の中”を舞台にした本作。
それだけに、様々なことを感じさせる作
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カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

3.6

“忘れられない”


客観的に言えば、本当に本当にかるーい人たちのかるーいお話をウディ・アレンが描くとちょっと雰囲気出ちゃいましたな映画だと思いました。
僕の場合、そこまで深く考えずに観たのでそれなり
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

3.7

“プロメテウス”


この物語は小説『フランケンシュタイン』の著者である、イギリスの小説家・メアリー・シェリーが『フランケンシュタイン』を完成させるまでの物語です。


先に感想を言うとするなら、面白
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バオ(2018年製作の映画)

3.8

“奇跡”


〜STORY〜
ある日、女性が手作りの小籠包を食べようとすると、その小籠包に命が宿る。
小籠包はすくすくと成長して行くが、反抗期を迎えて行く…。
女性と小籠包の不思議な親子。愛とは家族と
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マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

3.8

MCU第8弾。


面白かったです。
マイティ・ソーは神の世界を舞台にしたお話ですが、僕としては前作よりも好みでした。

会話のテンポが良くなっていたり笑いの要素がさらに加わっていたりと、前作と比べて
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.8

『新しき世界』でパク・フンジョン監督を知ってから、彼の他の作品を観てみたくなり鑑賞しました。


監督は『新しき世界』、『V.I.P 修羅の獣たち』、『隻眼の虎』のパク・フンジョン。

キャストは『梨
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劇場(2020年製作の映画)

3.9

“運命”


とても良い作品だと思いました。
幾つか“勿体無い”と感じたシーンもあったのですが、僕はとても良い作品だと思ったのです。


山崎賢人さんが演じたのは、劇団「おろか」の脚本家兼演出家である
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アイアンマン3(2013年製作の映画)

3.7

MCU第7弾。


エンドゲームを観るために、MCUマラソンの完走を誓ってから1年強…。
「お前、まだやんのかよ(笑)」と言われても仕方が無い程離れてしまいましたが、Disney+にも加入したことだし
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新しき世界(2013年製作の映画)

3.8

“新世界;NEW WORLD”


出演は『神と共に 第一章:罪と罰』、『神と共に 第二章:因と縁』、『ザバハ』のイ・ジョンジェ、『工作 黒金星と呼ばれた男』、『国際市場で逢いましょう』のファン・ジョ
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マルモイ ことばあつめ(2018年製作の映画)

3.8

“自分”


考えさせられる映画であったことは間違いない。

監督は『タクシー運転手 約束は海を越えて』の脚本も担当したオム・ユナ。
今作が長編映画初監督作品とのこと。
『タクシー運転手』も未鑑賞の僕
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.8

“海も空も続いている”


この作品自体は公開当時から知っていたのだけど、映画館には足を運んでいなかった。
映像をはじめてまじまじと観たのは、ハワイに旅行した時にラウンジでこの作品が映されていたとき。
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メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

3.9

“魔法”


1964年製作のディズニー・ミュージカル。
作曲賞などアカデミー賞5部門を受賞した作品です。
イギリスの作家である、パメラ・L・トラヴァースの『メアリー・ポピンズ』を原作としています。
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悪人伝(2018年製作の映画)

4.2

自粛明けはじめての映画館での映画鑑賞。
やっぱり映画館は良いですね。
映画館で観るからこそ得られるものがたくさんあります。
再びコロナ感染が拡大する中で先行きも不透明な状況ですが、映画館に行くことの出
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.5

“「最後ではない」と言う言葉を”


何を観たんだろう…。

幸せ?不幸せ?
光?闇?

そもそもこれは鬱映画なのか?

部長はじめ、ミュージカル部の皆さんのレビューも読んだ。
フォローさせて頂いてい
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トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

4.0

涙のひとつも出てこなかった。

この作品に何の感動も無いからではなくて、ただひたすら怒りがすべての感情をかき消してしまう様な。


人間は誰しも確かに平等なのだけど、子どもだけは特別な存在だと思ってい
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この子の七つのお祝に(1982年製作の映画)

3.2

“心の担い手”


とても怖い作品でした。

幾つかのレビューを読ませて頂いた上で鑑賞したのですが、ホラー的な“怖い”なのかと思っていましたが(ある意味ホラーなのですが)、ミステリーである上での“怖い
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チェイサー(2008年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

“分からないし、分かりたくもない”


怒ってます。
この作品が実話を基にしていると言うことを知って、さらに怒ってます。

本当にもう、みんな自分勝手。
立場や利益、そんなことばかりの枠に収まって、そ
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ミスト(2007年製作の映画)

3.8

“絶望の先”


部長…。
映画を観ながら考えていたことがあるんです。

「あれ?ミュージカル部じゃなかったっけ?」

「音楽も何も無いけれど、悲鳴と言う名の歌声なのかなぁ?」

filmarksのレ
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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

-

“だからこそ、笑う”


ケラケラ笑いながら観てしまいました。
だって、キャラクターは面白い、台詞も面白い、音楽も楽しい。
こんな要素が揃っていて楽しくないわけがありません。

最初に、ケラケラ笑いな
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あなた、そこにいてくれますか(2016年製作の映画)

3.2

“あなた”


タイミングの問題だったんだと思います。
決して、ストーリーが悪い訳ではないし、演出に文句がある訳でもない。
むしろ、心があたたかくなる作品だとも思います。
だけど、「合わない」と思って
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.9

“こころのこと”


今泉力哉監督作品。
やはり、今泉監督は心の深いところを描くのが巧いと思う。
さらっと。
でも、じわっと伝わってくる様な。
今作は特にそんな感じがした。
そのじわっと伝わってきた何
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仮面病棟(2020年製作の映画)

3.6

木村ひさし監督作品と言うことで、おふざけや笑い等と言った要素もある作品なのかななんて思って観たのですが、いやいや、真面目なミステリーで(良い意味で)ちょっとびっくりしました。

原作は知念実希人さんの
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.8

“凹凸”


多くの方のレビューを読んで、観たい観たいと思いながら今になってしまった作品です。
それでも、いまこのタイミングで観ることが出来て良かったと心から思っています。

このレビューを書く直前に
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ウォーリー(2008年製作の映画)

4.2

“心を繋ごう”


気になってはいたものの、観たことがなかったこの作品。
きっかけはフォローさせて頂いている方のレビューでした。


すごくすごく素敵な作品だと思いました。
台詞がほとんどないと言って
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マザーウォーター(2010年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

“水は流れる”


とても不思議な映画だったと思う。
レビューで多くの方が書いている様に、何も起こらないからだ。
それでも、この映画から感じるものは多くあった。
そのことも言い切れてしまう。

映画の
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八月のクリスマス(1998年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

“愛の期限”


フォローさせて頂いている方のレビューを読ませて頂いて鑑賞しました。


監督は『四月の雪』のホ・ジノ。
主演は『シュリ』のハン・ソッキュです。
作品は青龍映画賞にて最優秀作品賞などを
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.7

“或る夜のラブレター”


不思議な映画でした。
観終えた後、たしかに「面白かった」と感じた筈なのに、どこがどう面白かったのか全く答えられない。
だけど、間違いなく面白い映画なのです。
そんな不思議な
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情婦(1957年製作の映画)

4.1

『アパートの鍵貸します』、『失われた週末』等で多くの賞を受賞し、長年に渡り映画界に携わった、ビリー・ワイルダーが監督、脚本を務めた今作。
アガサ・クリスティの『検察側の証人』を原作としています。
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マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)

3.6

“歌うと言うこと”


ミュージカルについてあらためて考える機会になった作品でした。


主演は『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』、『クレイマー、クレイマー』のメリル・ストリープ。
脇を固めるのは
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

4.1

“映画②”


凄い映画でした。

シャーリーズ・セロン。
本当に凄すぎます。
こんなにも映画に対して体を張って、取り組んで、作り上げた彼女に対して、そんな作品を作ってくれたことや観せてくれたことに感
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ANNIE/アニー(2014年製作の映画)

4.0

“Tomorrow”


素敵な映画でした。
本当に素敵な映画でした。
原作は『Little Orphan Annie(小さな孤児アニー)』。
ブロードウェイ・ミュージカルとして1977年にはじめて公
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

3.9

“闘う理由”


Netflixにおける1ヶ月の視聴世帯数最高記録をわすが1週間で塗り替えたと言う今作。
主演は『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワース。
監督は今作がデビュー作となった、サム・ハーグ
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世界中がアイ・ラヴ・ユー(1996年製作の映画)

4.0

“キラキラの素”


ウディ・アレン初のミュージカル映画です。
ミュージカル部部長様のレビューから、どうしても観たくなり鑑賞しました。


映画について書きます。
ウディ・アレン節と言いますか、彼の表
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