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her/世界でひとつの彼女のyoyoyoのレビュー・感想・評価

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
4.8
レビューし直し。大好きな作品。自分自身のスタイリングに飽きたとき、おしゃれなものに触れたいとき、癒されたいときに何度も鑑賞している。お洋服を見にいけない今、何回か流し見してそのたびに癒される。
人工知能型OSサマンサとの繊細で切ない恋物語。このホアキン・フェニックスが可愛い。メガネに髭の細すぎないホアキン演じるセオドアが好き。手紙の代筆の仕事でこんな部屋住めるの??って感じのおしゃれな部屋が素敵すぎる。音楽もインテリアもお洋服も台詞も全てが好み。サマンサとのじゃれあいも可愛い。奥様のピリピリしたルーニー・マーラの可愛いこと!でもって、エイミー・アダムス演じるセオドアの友だちエイミーのスタイリングも好き。全体的な画の色味が好き。細やかなジュエリーのような夜景、セオドアの職場の透明感のあるカラフルな色味、セオドアの繊細でちょっと沈んだメンタルとは裏腹な明るい色味のスタイリングなど、映画全体の雰囲気がとにかく好み。会話だけで盛り上がっちゃうベッドシーンも嫌いじゃない。繊細で、そんな自分にも疲れてるセオドアが、サマンサに癒されて日常が彩られていく様子も悪くない。いいじゃんか、OSといちゃいちゃしても。それで毎日が楽しいならそれでもいいのかもって思っちゃう。ただ、最後のエイミーとセオドアの寄り添う背中が、何だか愛おしくて、やっぱり言葉だけじゃだめなんだなーって思った。触れ合ったり、無言の空気を共有したり、同じ景色を眺めることって大事だし、求めちゃうものなんだろうな。繊細な主人公と、言葉攻めのセクシーな演出、圧倒的で絶妙なお洒落感が本作の魅力。スコット時代の、BAND OF OUTSIDERS が大好きだったので、何度も見てもきゅんきゅんする。
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