ナンセンスロケット

her/世界でひとつの彼女のナンセンスロケットのレビュー・感想・評価

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
4.0
【AIと恋に落ちる。極めて自然に】

これは名作!
アカデミー脚本賞とっただけあるなー。

AI(本作の中ではOS)が自我をもって人間と恋愛に落ちるお話。エクスマキナが2017年で先鋭的だと思ったが、既に2014年でやってるやん。

OSとのコミュニケーションがとても人間らしく、そこには本当に愛があったのだと思う。ただ、想像する設定通り超えられない人間と機械の狭間に苦労するという。。
きちんとシンギラリティも描かれてます。

台詞がまた良くできてて、「味わった感情の劣化版だけ」や「恋愛は世間に許された狂気」などオトナには刺さる内容。
OSとの思い出が写真ではなく音楽というのも設定力あるなー。

結構オトコ目線で描かれてる気がするけど
、女性的にはどうなんだろ。
なんとなく生理的に気持ち悪いようなシーンもあるのだが、男心は理解できるなぁ。

すごく真面目に面白い作品だと思う。