こうし

インターステラーのこうしのネタバレレビュー・内容・結末

インターステラー(2014年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

まずごめん、やっば。

何言ってるかはなんとなくわかった(高次元について勉強してますんで)し、愛=重力?はちょっとロジックわからないけど、そういうもんだよなとも飲み込めた。そして伏線の回収がエグい。本のシナリオはスペースシャトルが壊れた2分で先読みできちゃって観るのやめようかと思ったけど、観てよかった。

愛=重力=次元を越える=人類を救うという組み方はこれ以上ないだろうSFの描き方だったし、クーパー?の最後の「俺が農業が好きだって?」に泣かされてしまった。関係性が変わっていない、というより正確には本棚を通して≒時空を超えて愛を交換でき、関係性を修復できた親子の関係性、ウン十年をどっと積み込んだ一言だったのがもう喰らいに喰らいまくった。

いやすげえな。誰にでもわかる伏線から、デイモンド?(マジでキャラの名前わからん)アンハサのあの彼らとの交信→助けに行くという人間関係の変化も緻密だったと思うが、空中分解阻止ドッキングの後のアンハサのカットがあって「あーね」と先読み生じちゃったのは否めないんだが、それでも毛5次元展開されて絶頂してたから忘れてて、そこに繋がるのね‼️という衝撃とロマンでグッと捕まえられた。

お兄ちゃんがなんであんなに偏屈な感じになってしまったのかはちょっとわからん部分。農業をやりたくはなかったのかしら。人と比べるマインドセットになってしまったのかしら。なんかそうやって柔らかく噛み砕くための消化酵素を残してくれるのが非常に有難いノーラン監督なのかと思います。
が、うーん、そうね、レオ様の描写ちょっと薄かったなぁというのと、やっぱ兄貴家族の咳とかのクダリいる?とかは若干小骨。

こう書くと引っかかる映画なのかとも取れそうだが、全くそうではなく、アインシュタインも言うように愛は最大のエネルギーであるというideaにドラマを生んでいるのだろうが、そこから発信しているにせよ、そのドラマをドラマたらしめるための人物描写が細かい。素晴らしい。
あと絶対アインシュタインで映画作るっしょ?

音もいいね、ちょっと語りすぎか?と思った点も前半のどっかであった気がする(レオ起きたあたりかな?)、あとは5次元のところのシーンでは呼吸音も要らなかったのではと思ったりもする。ハァハァすんのが逆にその後のハピへの向上に向けちょっと説明的だったのかもしれないなと思ったり。
最初ステーションで病んで雨音聞くってのはありそう〜って思ったけど、ゴロゴロ入ってるのは、あーやっぱこの監督すげぇって思った。

まぁでもね、5次元をあそこまで視覚的に作ってくれるのはやっぱりすごいし、2001年宇宙の旅なんかよりも長かったけど飽きずに観れたし、なんの話かわかったからよかったと思う。あれはあれであの時代にっていうのはすごいと思ったけど(だいぶ記憶朧)。

素晴らしい。一瞬エロが過ぎってもよかった気もしないでもない。
こうし

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