タコ社長

インターステラーのタコ社長のレビュー・感想・評価

インターステラー(2014年製作の映画)
4.5
DVDが出たら購入したい映画。この映画もインセプションと同じキーワードがあってそれは、「体感時間」だと思うわけだ。夢の中と現実の体感する時間の違い、宇宙旅行と地球での体感する時間の違い、この不思議にノーランも興味があるんじゃないかと、この人の映画をみるたびに思うんだ。

あと、この監督の魅力は、ハリウッドを引っ張って行くくらいの、大型スクリーン映画の臨場感や観客の心をつかむ上手さだな。

インターステラについていえば、最初から唐突に始まる無人飛行機の追跡、娘役の可愛さ、父と娘の親子愛で、もう観客の心はノーランのもんだ。

この映画はSFによくある、登場人物間での科学っぽい解説のしあいをするシーンが全然なくて、ひょいひょいとカスプやらなんやらのテクニカルタームが出てくるのは、ま、個人的にはクールだなっと感心したんだけど、横に座ってたカップルたちはその辺りから昏睡し出していた。

中盤までの宇宙の話が、現代物理学を参考にしてると話題だったけど、正直後半の話、娘の本棚の裏の世界に落ちるあたりが一番面白かった。いつかTVでやっていたロジャーペンローズの量子脳の話とかとくっつけて、沢山妄想が膨らむ面白いシーンである。

ま、そういうあるやないやよ〜わからんけどワクワクさせるのが、ノーラン作品の魅力ですね。