人間には超えられない「時間」があるからこそ、
愛しくて切なくて人間らしい。
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グランドシネマサンシャインのGTスクリーンで鑑賞。初公開当時も映画館に観に行って、とっても大好きな映画だったけれども、今回は本当にぶちのめされた。GTスクリーンえげつない。
宇宙の広さ・時間の遠さを身体中に浴びて(完璧な劇伴と無音が生む静謐さ)、
それらすべてがそのまま孤独や痛みとなって、
観終わる頃には切なくて愛おしくなる。
この一週間で三度観に行ってしまうほど素晴らしかった。
役者陣の演技も
演出も、音響も素晴らしい。
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時間が人間を滅亡させようとして、
それを超えられなくて、
それを恐れて、っていうストーリーなのに、
泣かせどころはきまって「時間」なのが
たまらなくニクい。
ボロボロ泣いたよ。
人間を救うっていうストーリーなのに、
人間が(結果的に)邪魔をするっていうのも、
やっぱりニクい。
宇宙と終焉の話じゃなくて、
親子と愛の話。
観測可能な愛にはきっと意味がある。
SFがもてる限りの極度のリアルさ(リアルだと思わず感じさせる力)にメッセージを余さずこねていく。
ほんと、ボロボロ泣いたよ。
二度目も三度目も。
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TARSいいなぁ、
「救えなかった」の真剣な一言も「正直度90%」もグッとくるし。
HAL9000との差よ。