ボブディランが時代の寵児になる直前、アメリカにはこんな風に人知れず消えていったフォークシンガーが山ほどいたのかもしれない。そんな名もない歌手の1人にスポットライトを当てた『ノンフィクション』的な作品。
ルーウィン、SWシリーズのポー・ダメロンじゃーんと思いながら観てたらカイロ・レンまで出てきてびっくり。やっぱりアダム・ドライバーは良いなぁ。なんとも言えない魅力がある。
ポーとは打って変わって本作ではダメダメなクズ男ミュージシャンを演じてるんだけど、レジスタンスの血気盛んなエースパイロットよりもこっちのクズ男の方が何故か似合ってしまう。
しかしこんなに歌とギターが上手いとは知らんかった。冒頭の“Hang Me…”の歌が良い。沁みる。父親に向けて歌った曲も良かった。
癇癪持ちで頑固でだらしなくて本当どうしようもないクズ男なんだけど、歌は良いんだよな。
猫にだけは優しい良い人なのは、猫に自分を投影しているからか。それも最後には、、、なんだけど。
あとマリー・キャリガンはやっぱり可愛い。めちゃくちゃ口悪く罵るんだけどやっぱりそれでも可愛かった。
