Carroll

子宮に沈めるのCarrollのレビュー・感想・評価

子宮に沈める(2013年製作の映画)
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すごく重い。

実在の幼児放置事件を基にした作品。

日常に潜む悲劇。それは常に誰にでも起こりうるもので、普通の暮らしなんてものは脆いものなのですね。
強いメッセージ性にやられました。観た直後はヘビーすぎて感想なんてかけやしないよ。時間を空けてようやく振り返ってます。
登場人物は少なく、極力母子3人にスポットが当たるような独特の構図、そして覗き見ているような撮り方がより映像をよりリアルに感じさせる。そして何より子役の演技。当時3歳だそうだけど、素晴らしいの一言。素敵な女優さんになるのでしょうか。

幸せな家庭を見せてからの後半ショッキングなシーンのラッシュがキツい。落差がキツい。徐々に崩壊していく家庭をただただ見せられる。身近だからこその怖さを感じました。
ラストが切ない。
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