『ギルティ』のリメイク、なのかな、これは。
ハルベリー好きとしてはとても満足。彼女が映り放題。
ロスの911のコールセンター。
日々日常的に様々な電話が殺到し、喧騒が絶えず、ひっきりなしの逼迫した電話に即座に適切な応対と処置を行う緊急電話のプロオペレーターのハルベリー。
今日も多くの電話を捌いていたところ、留守中に強盗らしき男が家に侵入してくるという少女からの電話が、、、。
彼女なりに懸命に電話口で応対するも、彼女の“とあるミス”が電話口の彼女を危険に晒し、結果的に最悪の事態を招いてしまう。
その失敗、ミスの暗い過去に苛まれ、ハルベリーは一線を退き、電話オペレーターの研修教官になり、研修生たちを案内していると、新人オペレーターが逼迫した電話をとる、、、車のトランクの中にいる、という女の子から。
『ギルティ』と違い、拉致されてる女の子側の模様がわかるようにもなっている。
ハルベリーの懸命のアドバイスに従いトランクの中で色々試行錯誤する女の子。
車のテールランプを内から外してそこから手を出して手を振ったり、困惑しながら見つけたペンキに穴を開けて道路に撒いて跡を付けてみたり。
その度に周りが異変に気付き別の通報として入電があり、それがヒントとなり少しずつ動く居場所を特定していく。
しかし、そう簡単には行かず、途中に騒動があったり車が乗り換えられたり。
常に変わる状況の中で、何とか携帯を所持してハルベリーと繋がってることがバレずに食い繋ぐ。
この緊迫感、なかなか面白い。
そして、かつてミスを犯して通報してきた少女に最悪の事態を招いてしまったトラウマとも戦いながら真摯に懸命に話しかけ、電話口の会話だけで糸口を探すハルベリーの必死な姿。
犯人もなかなか機転は効くけど、ワケありで激情型のヤバいヤツなのも話を盛り上げる。
犯人が女の子と揉み合ったり、犯人が道中で騒ぎを起こしたり、徐々に身元が割れていったり、、、。
今回の騒動と彼女の過去のミス。
事件の現場には出ないが、現場で起きてる一部始終を“生の声”で聞きながら、現場を動かす。
しかし、目で見ているわけではないから完全でもないこの仕事柄の特性がすごく活かされていて、ハラハラドキドキ感を創出する。
最後はそれを補うかのように、そして、自分の過去とも向き合うためにハルベリーが自分の業務の範疇を越える。
コールセンターと“耳”だけのワンシチュエーションだけでは終わらない展開もハリウッド映画らしい展開でこれはこれで見応えあった。
にしても、コイツなかなかイカれてるな。
この最後もこれならアリ、か。
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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
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別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
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