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ザ・ストーン・ローゼズ:メイド・オブ・ストーンのgogotakechangのレビュー・感想・評価

4.0
"Roses! Roses! Roses!"
と言いながら、ワタシは後追いの口である。

1997年、『Heavy Soul』Paul Weller, 『Tellin' Stories』The Charlatans, 『Vanishing Point』Primalscream, 『Marchin' Already』Ocean Colour Scene...。
英国ロックがOasisで再燃しピークを迎えていた頃、充実したバンドが次々と来日し最高のパフォーマンスを見せてくれた。
彼らの発言に必ず登場するバンドが"The Stone Roses"だった。
ワタシが虜になるのそれほど時間はかからなかった。

しかし、その中核に存在すべきバンドは不在のままだった。
2011年、ローセズの突然の再結成会見は、すでに音楽を過去のものと勝手に蓋をしていた私の耳にすら届いた。それほどの一大事だった。

作品の内容は、簡単な生い立ちとデビューから解散までの、そして2011の会見、再結成後のウォリントンでの初ライブ、聖地マンチェスター「ヒートンパーク」でのライブという構成。

とにかくたとえ年くっていても、メンバー4人が一堂に会し、笑い、果てはライブまで。しかもあんまりイアンが音を外さないでちゃんと歌ってる!

再結成してからもう5~6年たつというのに、ワタシはあまりローゼズのことを見ないようにしていた。好き過ぎると、ワタシは逆に距離を置いてしまうタイプである。だからガッツリ触れられるまで寝かせておいた。

あぁぁぁ!!! ギャー!!!! グヮー!!!!!

付け加えると、距離を置いたことを後で必ず後悔するタイプでもある。

この後悔の波は、なかなか引かないほどに大きかった。
フジロック、来てたじゃん!武道館にも来てたじゃん!
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