佐藤

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの佐藤のレビュー・感想・評価

3.8
MCUシリーズの10作目です。

ここに来て新しい世界線が登場します。
これまでMCUシリーズを通して観てきたため、既にアベンジャーズの世界観が自分の中で出来つつあると自負しております。
そんな中、果たして私の御眼鏡に適う作品なんだろうか、という色眼鏡で、かつ斜に構えた姿勢で観始めました。
大好きでした。
ともすれば、これまでのシリーズの中で一番好きかもしれません。
まず、オープニングクレジットの出し方の時点で素敵さが溢れ出ています。
そして何より、エンドロールへの入り方とその音楽が最高です。

内容にも軽く触れておきますと、冒頭で主人公は母の死の間際に死んだら開けてとプレゼントを渡され、手を握ってと言われますがそれを拒否します。
それから数年後、まだ開けずにあるプレゼントの描写があるのですが、これは母の死を大人になった今でも受け入れられていないということの表れだと思います。
握れなかった手への後悔と母の死をどう乗り越えるか、これをぜひ観てほしいです。
また、彼らはヒーローなのかという点もありましたが、MCUシリーズはこれまで、ヒーローとは誰かのために自分を犠牲に出来る者、というように描かれています。
そんなシーンが数回この作品には出てきます。
シリーズを通して、今までそんなことはなかったのですが、そのシーンで2回ほどうるっときました。
彼らは立派なヒーローでした。

エンドゲームまであと11本。
佐藤

佐藤