佐藤

ザ・スイッチの佐藤のレビュー・感想・評価

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)
3.7
ひょんなことから殺人鬼と女子高生の心と身体が入れ替わってしまったというコメディ要素豊富なスプラッターホラー!
ありそうでなかった、いや、なさそうでなかった設定の君の名は。の遠い親戚のような入れ替わりもの作品です。

ハッピー・デス・デイの監督と、透明人間、Us、ゲットアウトなどを手掛けるブラムハウスの新作です。
やはりブラムハウスの作品は設定でもう勝っていますね。
斬新で面白いのはもちろんのこと、青春やホラーのお決まり要素をしっかりおさえた素晴らしい映画でした。

冒頭では、11日の水曜日というテロップに続きあるお屋敷で軽薄な若者たちがこの街に伝わる殺人鬼の伝説を話している場面から始まります。
振りでしかないですね。
この後お察しの展開になるのですが、ここから物語は動いていきます。
その殺人鬼が学校へと迷いこみ、主人公であるいじめられっ子の女子高生を襲ったらあることがきっかけで、13日の金曜日に入れ替わってしまいメインストーリーに突入します。
ガタイのいいおっちゃんが、甲高い叫び声を上げ、女の子走りをしてるだけでそれだけでもう面白いです。
その後色々ありますが、本当の自分を見つけること、抑圧されたものからの解放といったテーマもあり満足感、爽快感を得られます。
軽めのホラー好きな人はぜひ観てください!

余談ですが、原題のFreakyは13日の金曜日に主人公とその母親が入れ替わりというコメディ映画のFreaky Fridayから来ているのだとか。
佐藤

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