どーもキューブ

発情アニマル/発情アニマル アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ1978のどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

メイルザルチの森で復讐のえじき’78


 2013年2月15日 11時59分レビュー。

 

1978年脚本、編集、監督メイルザルチ。

昨年なぜだかリバイバル公開された本作。

確か徳間ジャパンから「おどろしい背中ジャケットでビデオなかったけ?」と思い出す。

「発情アニマル」

「悪魔のえじき」

「アイスピットオンユアグレイブ」(あんたのお墓にツバ吐くよっ!的な感じ。ボリスバイアンの小説名みたい)


なんだかリメイクされたらしく、イヤーわからないもんだなぁと思い、再発売されたアルバトロスDVD鑑賞となりました。



どーも指定R18でしょうかね。ポルノ映画扱いで上映されたようですね。

前半までの執拗な女性陵辱シーンは、なかなかの18禁にしていいような

ストレート レイプ

若者には刺激過多な感じがします。

音楽もなく淡々と野獣のごとく理由なき悪魔のえじきが森に広がり、しかもしつこいです。

この辺が手堅い演出なんかもしれませんし、女優カミールキートンの熱演が響いてるんかもしれません。 

カミールキートンがバスターキートンの姪という所に演劇の潔さは、先祖ゆずり通称「ストーンフェイス」のキートンゆずりなんかな?という妙な納得。

ストーンフェイスといわれたキートン。キートンも幼少から舞台でアクロバット的なスタント的な事をやらされたおかげで、痛みとか表情に表れなくなった、と自伝で書いてます。

その姪さんカミールキートンが、主役です。 

まあ全裸で森を徘徊します。そして後半あたりに一気に復讐モードへ突入します。
この緩急も何気に良いです。

復讐のホラーモードですが、全然この女性の変わり様に女性陣は、

「絶対ありえへん」
「見ていられない」

を感じるかと思います。なかなかの用意周到殺傷スラッシャーシーンがあります。

ラスト付近も気持ち、もう少し派手めなスラッシャーを期待しましたが、わりと淡々と寂しい音響も含め終了していきます。

この辺も妙な旨さがあるのかなと思います。

特典で海外発売のビデオジャケットが数々載ってるんですが、売れたんでしょうかね?

妙なざらついた良作なB級作品でございました。

確かに船からの斧片手持ち運びは、カッコ良かったです!



さて
幻の発情アニマル

メイルザルチの森で復讐のえじき

なかなかのざらつきポルノチックバイオレンスミニホラー

悪魔の発情アニマルえじき

是非

追伸
リメイク版は、なんか女性がたくましいなりすぎてなんか嫌な予告に見えました。

これは、本作のカミールキートンの持ち味が素晴らしいのかもしれません。

追記
この徳間ジャパンから出たホラーシリーズのビデオのDVD化どっかメーカーさん、発売願います。
「死霊の盆踊り」とかあと
「カランバ」とか
「食人族」とか
ヤコぺッティ系(永続的再発売)とかメーカーさんどうぞよろしくお願い致します。
ホラーが一番好きなジャンルの私からのお願いです。ビデオカセットが無くなって困ってます。
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