よーすけカサブランカス

鑑定士と顔のない依頼人のよーすけカサブランカスのネタバレレビュー・内容・結末

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

そもそも、おじいさんが若い子をどうにかできるかもだなんて考えること自体気味悪いんだが、最後はさすがに可哀想になった。と言ってもまああのコレクションも言わば不法に集めたものだから振り出しに戻っただけなのだが。
ただあの衆人恐怖症?の引きこもりという嘘設定は絶妙で、バージルの女の肖像画のコレクションも言わば「囚われの姫」であるということなので、クレアは自分が姫を演じながらも姫たちを解放することが目的だったわけだ。
最後、騙されたわけだが話してくれた過去は本物だったのか、と浸ってしまうのも「贋作の中に真実」というよりは、単に未練がましいと思ってしまうが、冷たすぎるか。