鑑定士と顔のない依頼人のkirokuyouのネタバレレビュー・内容・結末

美術館に行くのが好きなので、鑑定士っていうワードに惹かれ、ミステリーかな？くらいの前情報で鑑賞。随分前に地上波で流れていたのを録画してあったものなので、もしかしたら一部カットされていたかも。

コレクションの部屋は圧巻で、あの部屋入りたいって思った。ただ、これ全部女の人…？と気づいた瞬間、申し訳ないけど気持ち悪いって思ってしまった。

主人公に気持ち悪さを感じながら、物語は思いがけず恋愛方面に進んでいく…これミステリーじゃないの？いくら何でも歳の差あり過ぎない？

趣味じゃなかったかなぁと思ってたら、終盤のどんでん返し、ビックリした。

後味悪く終わったのは良かったけど、オールドマンがあまりにも様変わりしてしまって、流石に可哀想過ぎた。
コレクションに関しては不正で手に入れた物だから自業自得な面もあるけど、首謀者のきっかけっておそらく「自分の才能を認めてくれなかったから」だよね…？逆恨みじゃん、まだ金銭面で不満があったっていう理由の方がマシかも。首謀者サイドのことは全くやらないから憶測だけど。

本当に愛することを知ることができたから幸せっていう意見もあるみたいだけど、こんな結末を迎えるのであれば知らないままの方が幸せなんじゃと私は思ってしまった。

最後のどんでん返し効果で面白さが上がったけど、やっぱり中盤の恋愛シーンが長過ぎかつ無理があったような気がしてならなかった。せめてあそこ短くして、首謀者サイドを少し見せて欲しかった。