ハター

ロボコップのハターのレビュー・感想・評価

ロボコップ(2014年製作の映画)
3.3
この映画、少しおかしい。新たに甦ったロボコップはスタイリッシュな装いと派手なアクションで、見る人の目を確かに楽しませてくれた。しかし、それ以上に本作で気になる点は、サミュエル・L・ジャクソンの存在。この人は脅威だ。助演とも言えぬ脇役的な出演でありながらも、しっかりと脳裏に焼き付ける。下手をすれば、作品の本筋はどこ吹く風と言えるほど、全てを喰ってしまう勢いを持っている。更には、アクションシーンで流れた曲がオランダのヨーデルロック(造語)バンド、FocusのHocus Pocusときた。この世の数ある音楽の中で、この曲が今の時代の作品に使われた事は非常におもしろく感じた。今回のロボコップはストーリーもさる事ながら、細部に及ぶ演出のセンスが光っていた。
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