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ジュード・ロウ主演のコメディだ。
あまりの評価の低さにかなり警戒しながらの観賞だったのだが、言うほど悪くはない。
一体何がこの作品の評価をそこまで落としているのだろう。
まさか、主人公のキャラ設定?
感情移入とかそのような問題なのだろうか?
まあ、後で確認してみよう。
主人公ドムは根っからの小悪党だ。
金庫破りの名人で、犯罪を生業として生きてきた男である。
そんなドムが12年の刑期を終え出所する場面から物語は始まる。
ここで彼のお下品さや短気さ、酒好きで無鉄砲な性格が語られると同時に、元妻が亡くなっている事や一人娘がいる事も説明されるのだ。
その後、彼は様々な出来事を経て、一番大切なものに気付くという物語である。
サラッと説明したが、実はかなり濃い出来事が続く。
私の人生も波瀾万丈で有名だが(嘘だが)ドムの人生はそれ以上だ。
自業自得の部分もあるが、死にかけたりもするのだ。
大事な一人息子が危機に陥ったりもする。
(一人息子?)
彼は息子を救う事ができるのか!
(息子?)
彼の息子の安否が実に気がかりなのである。
(息子?)
ドムの一人娘役の女優さん。
どこかで見た事あるな~と思っていたのだが、すぐに思い出した。
「世界一キライなあなたに」でヒロインを演じていたあの子ではないか。
ぽっちゃり下がり眉のあの子だ。
非常に可愛らしい。
この再会には、何かしら運命的なものを感じた。
私は運命など全く信じていない人間なのだが、これだけは何故か信じたのだ。
私たちは巡り合う運命にあったのだろう。
彼女からのアプローチをお待ちしている。
(もはや病やね)
今回のジュード・ロウは非常にお下品だ。
相変わらず男前なのだが、これまでのイメージを覆すお下品ぶりである。
彼の体が意外とだらしない事も低評価の一因なのだろうか?
彼もいい年齢だ。
リアリティーを求めるならば至極真っ当な体型だと言えるだろう。
(真っ当な体型て・・・)
近年のハリウッド俳優は体を作り過ぎていると私は思っている。
不自然にムキムキなのだ。
その努力は認めるが、実に不自然だと思うのだ。
以前はスタローンやシュワちゃんら一部のアクション俳優だけだったと思う。
しかし、今はほとんどの俳優がムキムキなのだ。
ムキムキムーブメントの到来なのだ。
ダルダルだっていいじゃない。
人間だもの。