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アデル、ブルーは熱い色のみちろうのレビュー・感想・評価

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
4.4
自分のセクシュアリティに対する悩み、パートナーと共に秘めた自分を解放する喜び、失恋の悲しみなど色んな心情かバチバチに伝わってくるエモーショナルな180分だった。

むちゃくちゃ激しくエッチなラブシーンが何度も出てくるが、この激しさと全て包み隠さず見せる所が人間の本心を鮮明に映し出しているようで、今まで観た映画の中で一番意味合いを感じるラブシーンとして印象に残る。

頻繁に登場人物をクローズアップするカメラや映画タイトルを意識させるブルーをはじめとした色使い、控えめなBGMなど無駄を省いた透き通ったような作りがとても良く、わかりやすいストーリーに加えてそういった所にも魅了されている内に3時間があっという間に過ぎた。

唯一、セクシュアリティ要素に引っ張られて他の事が頭に入ってこないのと、一人じゃないと観れない所が欠点
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