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アデル、ブルーは熱い色のひでGのレビュー・感想・評価

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
4.1
LGBTに対する与党国会議員のとんでもない発言が問題になっていた。

とんでもない発言だし、私は断じてレイシストではない!

映画でも同性同士の愛をたくさん観てきた。
今年は「君の名前で僕を呼んで」、ちょっと前は「キャロル」なんて美しい映画もあった。

ここで正直に言うと頭の中の理解や共感が先にあったような気もしている。

ただ、今回は今までの同性愛映画の中で一番心を動かされた。


3時間近い映画だったけど、全く飽きなかった。いつまでも観ていたかった。

それもこれも大きな要因は、これ!

アデルの魅力!


アデル・エグザルコプロス!
とにかくかわいい!セクシー!魅力の塊!

髪をかきあげるアデル。
髪型を変えるアデル。
ボサボサ髪のアデル。
笑うアデル。
お皿を洗うアデル。
泣きじゃくるアデル。
愛し合うアデル。

全てがかわいい!全てが愛おしい!
→「晩春」の笠智衆より年上のオヤジがキモいね。ごめんなさい🙏

「愛の監獄」で刑務所長がアデルに夢中になって、仕事も家庭も捨てるほど狂ってしまったが、気持ち分かります!
所長さん、私もおんな!アデルに夢中です

そんなアデルが泣きじゃくって、、
「この子たちを繋げてあげたい!好き同士なんだから!、お願い!」って、心の底から思ったよ。

もう、そこには男とか女とかないんだな。
人が人を求め、愛する。
ただ、それだけ。
そこに性別は関係ない!

って、頭じゃなくて、心で感じることができた映画でした!

そして、愛と人の生き方って、やはり悲しいかなリンクするんだよな。

美術の世界に邁進するエマ。
対してアデルは、両親の期待も無視は出来ず、堅実な道を進むことを選択する。

2人の生き方の違いが哀しい。

2人がともに自分の家族に招くシーン。何気ないけど、大切な場面だった。
アデルは、エマのことが言えなかったんだよね。

可哀想なアデル!
僕はそんなアデルが大好きです!

やっぱキモい?すまんです(・_・;

PS日本の恋愛映画が愛し合ってるように見えないって、何度か書いたけど、
この2人は本当に愛し合ってるというのが画面からぐんぐん伝わってきます!
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