とびん

インセプションのとびんのネタバレレビュー・内容・結末

インセプション(2010年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

夢の中で情報を抜き取ることを職にしていた産業スパイが、そのシステムの逆手を利用し、情報を植え込むことで相手を洗脳。無事に成功した主人公は家族と再会を果たす話。
(最後は意味深で終わっているが、ここではわかりやすくハッピーエンドで明記しておく)

面白かった。
こういうスゴすぎるのを見てしまうと、自分はなんてちっぽけなんだろうと虚無感に襲われる。
アクションのかっこよさ、ミッションが成功するかのスリル、筋書き通りにいかないシナリオ……
ノーランは写実的なSFを追求している故に何度も見ないと理解できない作品が多いが、当作は比較的わかりやすかったと思う。
ミッションの内容や夢の中の夢という設定などシンプルなものを複雑化しているため、他よりは見やすい。
他作品は複雑な設定を複雑化してるからね。わからないところを走ってわからないところに帰趨するみたいな感じ。
見所しかないという面白いところの詰め合わせ。プラス過去との決別という主人公の成長も描かれていて、葛藤も組み込まれている。
あと、夢の死が現実に関わってくるという風にしたのも、ハラハラに拍車をかけていた。
好きなシーンは、アリアドネに夢を見せる爆発のシーン。アリアドネが夢だと理解し、自分の世界を設計し始めるシーン。
最後の終わり方に議論をかもしてるが、さすがに現実でしょ。
というか、この手の終わり方は視聴者に委ねるという感じなので、俺はハッピーエンドを願う。
もしかしたら、全て上手くいかず、薬剤師の店で夢を見続けるという終わり方も無きにしも非ずだが……。
それはそれで面白いとは思うけど笑
渡辺謙出てるの初めて知ったよ。
ゴジラのときも思ったけど、吹き替えで見ると渡辺謙が自分にアテレコしてるんだよね笑
どんな気持ちで録音してるんだろう笑
とびん

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