困ったちゃん

パラダイス 愛の困ったちゃんのレビュー・感想・評価

パラダイス 愛(2012年製作の映画)
3.6
「インポート・エクスポート」とはまた違った現実を押し付けられた。生々しい。

いわゆる熟女がバカンスに行って羽目を外す話だけれど、実際に目の当たりにした事がある自分は嫌な記憶が蘇った次第。記憶の中のおばさんも、映画の主人公も完全にタガが外れ目も当てられない状態だった。

金を持つおばさん。若さを持つ黒人青年。ピタリと一致した、持てる者と持たざる者の需要と供給。やめときゃいいのに更に愛を求めるおばさんに、需要と供給のバランスは一気に崩れる。

そしてことごとく現実を突きつけられる終盤。悲嘆に暮れるも、ある意味開き直った終盤の姿からは、次のバカンスもこのビーチに現れそうな気がしたりしなかったり…
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