もけ

スター・ウォーズ/フォースの覚醒のもけのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ニワカです。
7のために456123と勉強してから挑みました。

昨日エピソード3を観てからきたせいか、
登場人物が全員弱くてどうしたら!?
フォースの効果は中二度が割り増しになりかっこいいですが、あんなことまでできるようになったんですね。

ハン・ソロさん家の息子さんが中二病をこじらせたまま帰ってこない模様。
昨日、アナキンの性格が歪みすぎてて好きになれず、スターウォーズ観たのにアナキンを好きになれないなんてモグリだと悩んでいましたが、
カイロさんがあまりに残念な中二病患者すぎるため、
アナキンの完成された中二性、いや、中二を超越したホンモノっぷりに打ち震える結果となりました。
ヘイデン・クリステンセンのイケメンさ、目つきの怖さがどんなに貴重なものだったかと…

ハックス将軍といういかにも弱そうな将軍が、弱そうな男をやらせたらピカイチのドーナル・グリーソンに似てるなと思ったら本人だったりね。

完成された悪役なしに名作を作ることは難しいのだなとつくづく感じました。
アナキンが強さに執着するというテーマだったから、今度は弱さをテーマにする作品なのでしょうか。
でもただ弱っちいだけじゃ迫力が…。
アナキンの強さへの執着が精神的弱さの裏返しだったように、人物像の奥行きが感じられないと弱いのを去勢張ってるだけのイタい人に見えてしまう危うさよ…。

ほかは基本的に懐古的というか同窓会的な部分に力を注いだように感じ
うすあじすぎていまひとつ乗り切れず。

最後のルークは顔まで見せて野暮でしたね。
てっきり3部作かけてルークを探して奇跡的な何かを探すのかと思っていたら、こんなあっさりと。(MGSのBIGBOSSは4になるまでなかなか出てこなかったのでそんなかんじなのかと思った)
スターウォーズ全体的に野暮ったさを感じているのでそういうもんなのでしょう。

次回作におけるレジェンドの中の人の年齢が気がかりです。

(酷評してるの自分だけのようなので、自分はやっぱりファンになれなかったのかとまたショックを受ける笑)

追記
エヴァやMGSで、主人公が現代の若者やファンに対する説教や皮肉として描かれているのを、この作品でもやっているとしたら、カイロのあのキャラはあながちお粗末でもないかも。

後から考えると、カイロも将軍もフィンも、現代の若者に対する風刺っぽい感じを覚えて、その辺は気にしないほうが楽しめそう。
その分、レイはよく描かれ過ぎていて、他の若手キャラとのバランスが悪い気もする。かっこいいんだけど、超人すぎるとついていけない。
アナ雪の系譜で男キャラをかっこ悪く描く、みたいなのが露骨に出ないほうが個人的には楽しめます。

そしてここまで書いたら袋叩きにされそうですが、
スター・ウォーズってこんなにワクワクしないものでいいのでしょうか?
123はともかく、456のスター・ウォーズのワクワク感って、SFファンタジーを切り開いた斬新さや独自の世界観だと思ったんですよ。
ニワカながらそう感じました。
それが、セルフオマージュとどこかで見たような既視感のオンパレードでスター・ウォーズとしての独自性があまり感じられない気がしてしまいました。
ここまで有名なシリーズものだと、新しいものへの反発や長年のファンへの配慮がものすごく大変になるのはわかりつつも、独自の色を出してほしかったなと思います。
その新しい色が、女性主人公のたくましい生きざまだとしたら、もうそれも手あかがついていると思います。
もけ

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