Yukiko

バチカンで逢いましょうのYukikoのレビュー・感想・評価

バチカンで逢いましょう(2012年製作の映画)
3.8
2018年8月28日
『バチカンで逢いましょう』 2012年ドイツ制作
監督、トミー・ヴィガント。

ドイツから移住して40年間カナダのオンタリオの田舎に
住んでいたマルガレーテ(マリアンネ・ゼーゲブレヒト)。
夫が亡くなり、一人暮らしを心配した娘夫婦は、老人ホーム
に入居するように計画をし、この田舎の家を売った。
娘夫婦の家に滞在のはずが、ローマ法王に会いたい
マルガレーテは一人でイタリアに旅行する。
そして、初めてのイタリアで老詐欺師に会う。


『OMAMAMIA』と映画のはじめに出ます。
原題でしょうか、オママミーアと読めますが?
イタリア語かな。
この映画の中で、おばあちゃんのことを「オマ」
と読んでいます。→マルガレーテのこと。

映画の中で法王のためにドイツのデザート
「カイザーシュマーレン」を作ります。
カイザーシュマーレン: 
牛乳、卵黄、砂糖、塩を入れてよく混ぜ、そこに
小麦粉を入れて混ぜ、卵白のメレンゲと生クリームを
入れてさっくりと混ぜて、フライパンで焼く。
小さく切り分けて、粉砂糖を振る。
要するに、パンケーキ。
卵白を固めに泡立てたメレンゲを使うところが重要
なようです。

マリアンネ・ゼーゲブレヒトさんて、『バグダッド・カフェ』
が有名ですね。
なんとも言えない味わい深い、コーヒーが何故か飲みたくなる
映画でした。
埃っぽい土地に青い空が眩くて、白っぽい大きな水タンクが
印象的な映画。
今回の映画では、カイザーシュマーレンを作りたくなったし。

マルガレーテは、何故法王に逢いたいか?
懺悔したいのです、理由は?が大事。
それを終えて、さぁ~、旅立ちだ!と、バイクに乗って
イタリア元老詐欺師とミュンヘンに向かって、真っすぐの
道を Let Go! の終わり方、素敵でした。
Yukiko

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